リミットブレイク（2012年生、母マザーウェル）

リミットブレイク（2012年2月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「限界突破」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時23歳）と交配したマザーウェルが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2018年のサラ系障害3歳以上オープン(障害3歳以上オープン)に勝利した他、2018年のサラ系障害4歳以上オープン(障害4歳以上オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額2,000万円（4万×500口）で一口馬主が募集された。

尾関知人厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

6月7日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 雨/不良）に出走。馬体重は488kg。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月16日、中9週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて17番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

10月12日、中7週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて17番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

11月24日、中5週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で北村宏司騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

12月13日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で北村宏司騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

3歳（2015年）

2月21日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、F.ベリー騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

4月19日、中7週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた7戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

5月18日、中3週で迎えた8戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアメジスト賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

7月26日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（5戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るシゲルカゼノボンをハナ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

11月15日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の飯坂温泉特別（福島芝1200m 晴/重）に出走。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで敢闘したが、伸びてきたスプリングサヴァン決め手に屈して半馬身差の2着となった。

12月6日、中2週で迎えた11戦目は、H.ボウマン騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

4歳（2016年）

4月10日、約4か月の休み明けで迎えた12戦目は、4歳以上500万下の喜多方特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた13戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の伏拝特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では末脚が振るわず16着に敗れた。

6月26日、中8週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下の立待岬特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見所を作れず12着に敗れた。

8月27日、中6週で迎えた16戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

12月24日、約4か月の休養明けで迎えた17戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5歳（2017年）

3月12日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蓑島靖典騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。12着に敗れた。

5月13日、中8週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた19戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内雨/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月10日、中3週で迎えた20戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月20日、中9週で迎えた21戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。最後は、勝ったウエスタンレベッカから4馬身差の2着となった。

10月22日、中8週で迎えた22戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内雨/稍重）に出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のサーストンコラルドに2馬身半の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

11月18日、中3週で迎えた23戦目は、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3110m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（3戦1勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。12着に終わった。

6歳（2018年）

3月17日、約4か月の休養明けで迎えた24戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、サラ系障害4歳以上オープン（中京障害芝3300m 晴/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

4月28日、中5週で迎えた25戦目は、サラ系障害4歳以上オープン（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（4戦1勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。最後は、勝ったビットアレグロから1馬身3/4差の2着となった。

10月27日、約6か月の休み明けで迎えた26戦目は、サラ系障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のアットザトップをクビ差制して久々の一戦をモノにした。