スアデラ（2013年生、母マサノミネルバ）

スアデラ（2013年2月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時14歳）と交配したマサノミネルバが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、地方22戦6勝2着2回。2017年の習志野きらっとスプリント(S3)に勝利した他、2016年の東京プリンセス賞(牝S1)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

佐藤裕太厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2015年）

6月19日、デビュー戦は本田正重騎手を鞍上に据えて、2歳戦のライラックデビュー（船橋ダート1000m 雨/不良）に出走。馬体重は470kg。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のチョイワルオヤヂに9馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月17日、中3週で迎えた2戦目は、2歳戦の波乗り特別（船橋ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るセンペンバンカを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って圧倒的支持に応えた。

10月21日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、2歳戦のシャイニングフューチャー賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のゴールドセブンに3馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

11月17日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳S3のローレル賞（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で本田正重騎手（3戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったモダンウーマンに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

12月31日、中5週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳S1の東京2歳優駿（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で本田正重騎手（4戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

3歳（2016年）

3月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、牝馬限定3歳S1の桜花賞（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で本田正重騎手（5戦3勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天賦の負けん性を発揮してゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

4月21日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳S1の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で本田正重騎手（6戦3勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では印象的な伸び脚を見せたが、勝ったリンダリンダにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

6月8日、中6週で迎えた8戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳S1の東京ダービー（大井ダート2000m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

10月6日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた9戦目は、清川村宮ヶ瀬クリスマスみんなのつどい特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は本田正重騎手（7戦3勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

11月2日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳S1のロジータ記念（川崎ダート2100m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（8戦3勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

4歳（2017年）

5月3日、約6か月の休養明けで迎えた11戦目は、ハンデ戦の閃光スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（9戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、豪快な末脚を弾けさせて、最後は2着のモリデンルンバに5馬身の差をつけて休養明け初戦を物にした。

6月6日、中4週で迎えた12戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、東京スポーツ賞（大井ダート1400m 曇/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアクティフを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月25日、中6週で迎えた13戦目は、S3の習志野きらっとスプリント（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は本田正重騎手（10戦4勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタイセイバンデットに6馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月30日、中4週で迎えた14戦目は、S3のアフター5スター賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（11戦5勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

10月4日、中4週で迎えた15戦目は、Jpn2の東京盃（大井ダート1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（12戦5勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

11月3日、中3週で迎えた16戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、Jpn1のJBCスプリント（大井ダート1200m 晴/重）に出走。G1級競走への出走は初となった。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

5歳（2018年）

1月17日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、S3の船橋記念（船橋ダート1000m 雨/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

5月24日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から7kg絞って迎えた18戦目は、スポーツ報知賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

6月28日、中4週で迎えた19戦目は、武蔵野オープン（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は本田正重騎手（13戦5勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

8月2日、中4週で迎えた20戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、アフター5スター賞トライアル（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。先手を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

8月29日、中3週で迎えた21戦目は、S3のアフター5スター賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。端をきり、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり11着に終わった。

9月24日、中3週で迎えた22戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、Jpn3のオーバルスプリント（浦和ダート1400m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。