ベストラン（2006年生、母グリタリングフラワ）

ベストラン（2006年3月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「最高の走り」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のメイショウドトウ（当時10歳）と交配したグリタリングフラワが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）北星村田牧場。戦績は、中央平地20戦2勝2着1回、地方22戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、北星村田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ワールドブラッドストックによって210万円で落札された。

柴田政人厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

3月21日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のシャドウラインをクビ差振り切って初白星を挙げた。

4月18日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳500万下の山藤賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦1勝）。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって7着に終わった。

5月23日、中4週で迎えた3戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

9月12日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた4戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず6着に終わった。

10月3日、中2週で迎えた5戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、ラドラーダに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

10月25日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授の闘志でゴールまで頑張り、4着に入った。

11月21日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた7戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり7着に敗れた。

4歳（2010年）

1月9日、中6週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋脩騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

2月6日、中3週で迎えた9戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

3月7日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り雨/重）に出走。鞍上は石橋脩騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

5月16日、中9週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた11戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（5戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

5歳（2011年）

6月19日、約13か月半の休み明けで馬体重を前走から28kg戻して迎えた12戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

7月24日、中4週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の村上特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（2戦0勝）。17頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。最後は、2着のセイユウハートに半馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

9月4日、中2週で迎えた15戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の稲妻特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。11着に敗れた。

10月2日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の勝浦特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

10月15日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の雷光特別（新潟芝1000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は的場勇人騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。16着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の平ヶ岳特別（新潟芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく6着に終わった。

11月27日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下のアプローズ賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（1戦0勝）。17頭立ての17番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。最後はバタバタになってしまい17着に終わった。

12月3日、連闘で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/不良）に出走。鞍上は的場勇人騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

6歳（2012年）

1月12日、中5週で迎えた21戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、山口シネマ賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい12着に終わった。

1月31日、中2週で迎えた22戦目は、猪名川彫刻の道特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松平幸秀騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた23戦目は、フェブラリーカップ（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で松平幸秀騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて、最後は2着のエーシンアガペーに1馬身3/4の差をつけて優勝

2月29日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上A1 A2（園田ダート1230m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で松平幸秀騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

3月14日、中1週で迎えた25戦目は、食のブランド「淡路島」特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で松平幸秀騎手（4戦1勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が鈍り7着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた26戦目は、スプリングウインド特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で松平幸秀騎手（5戦1勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

4月10日、中1週で迎えた27戦目は、サンケイリビングカップ（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で松平幸秀騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のテレパシーに3馬身の差をつけて4勝目を獲得した。

5月9日、中3週で迎えた28戦目は、そのだライオンズクラブ結成4周年記念特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で松平幸秀騎手（7戦2勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた29戦目は、さわやか特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で松平幸秀騎手（8戦2勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい8着に終わった。

6月13日、中2週で迎えた30戦目は、オッズパーク特別（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で松平幸秀騎手（9戦2勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のモエレトレジャーに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月12日、中3週で迎えた31戦目は、日本のへそ特別（姫路ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で松平幸秀騎手（10戦3勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで持ち堪えて、最後は2着のリジョウクラウンに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月2日、中2週で迎えた32戦目は、牝馬限定地方重賞の兵庫サマークイーン賞（姫路ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で松平幸秀騎手（11戦4勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

8月23日、中2週で迎えた33戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、小野ひまわり特別（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

9月20日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた34戦目は、近畿畜産特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は松平幸秀騎手（12戦4勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、ダイナミックグロウに交わされて5馬身差の2着となった。

7歳（2013年）

1月31日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg絞って迎えた35戦目は、いなぼう特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松平幸秀騎手（13戦4勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

2月21日、中2週で迎えた36戦目は、松浦政宏騎手を鞍上に迎えて、サンテレビ盃（園田ダート1700m 晴/重）に出走。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて7着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた37戦目は、市川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松平幸秀騎手（14戦4勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた38戦目は、紀泉の草卵特別（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で松平幸秀騎手（15戦4勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい8着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた39戦目は、ダイヤモンド特別（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松平幸秀騎手（16戦4勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

6月21日、中9週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた40戦目は、夕刊フジ賞（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は永島太郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

7月11日、中2週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた41戦目は、武徳特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永島太郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

7月31日、中2週で迎えた42戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、デカンショ特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい9着に敗れた。