ホワイトターフ（2019年生、母ピッツネイル）

ホワイトターフ（2019年2月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「サンモリッツ湖で行われる氷上競馬。母名、毛色より連想」。毛色は芦毛。種牡馬のゴールドシップ（当時10歳）と交配したピッツネイルが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタツド。主な勝ち鞍は2021年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

ノルマンディーオーナーズクラブにて総額680万円（1.7万×400口）で一口馬主が募集された。

新谷功一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

8月29日、デビュー戦は永島まなみ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は444kg。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のダテボレアスを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

10月2日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、2歳オープンのききょうステークス（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永島まなみ騎手（1戦1勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい6着に終わった。

11月6日、中4週で迎えた3戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G3のファンタジーステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて4着に終わった。

11月28日、中2週で迎えた4戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳1勝クラスの白菊賞（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

3歳（2022年）

1月22日、中7週で迎えた5戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスの萌黄賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

2月5日、中1週で迎えた6戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのかささぎ賞（小倉芝1200m 雪/良）に出走。18頭立ての7番人気で17番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入った。

3月13日、中4週で迎えた7戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのアネモネステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

4月24日、中5週で迎えた8戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスの雪うさぎ賞（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず10着に終わった。

7月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は斎藤新騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、4着に入り込んだ。

7月30日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

8月28日、中3週で迎えた11戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの小樽特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず最後はクレマチステソーロと並んで12着同着となった。

11月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず12着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

12月13日、中0週で迎えた14戦目は、ディセンバースター賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、サウンドキングダムにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

4歳（2023年）

4月15日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は永島まなみ騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

6月7日、中7週で迎えた16戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、アルビレオ特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

5歳（2024年）

2月18日、約8か月半の休養明けで迎えた17戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

4月20日、中8週で迎えた18戦目は、小林勝太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（福島芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手が足りず10着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた19戦目は、T.T.オシェア騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

5月26日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でT.T.オシェア騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では賦性の負けん性を発揮してゴールまで頑張り、4着を確保した。