ダテボレアス（2019年生、母ハンナリト）

ダテボレアス（2019年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+ギリシャ神話に登場する北風の神」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時11歳）と交配したハンナリトが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は川越ファーム。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、川越ファームから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、渡邉直樹によって1,705万円で落札された。

西園正都厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

8月29日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したホワイトターフを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

9月18日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中京芝1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。

12月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで敢闘したが、フェブサンカラにクビ差交わされて2着に惜敗した。

12月28日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

3歳（2022年）

1月23日、中3週で迎えた5戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 雨/重）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、ミッキーハーモニーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で原優介騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを取り切り、かなりのハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のソングフォーユーに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

5月21日、中4週で迎えた7戦目は、3歳1勝クラスのメルボルントロフィー（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るタイセイブリリオをクビ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

9月25日、約4か月の休養明けで迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラスの知多特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（3戦1勝）。17頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は減速してしまい17着に敗れた。

10月23日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラスの北摂特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（4戦1勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

11月12日、中2週で迎えた10戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの会津特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

4歳（2023年）

1月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラスの周防灘特別（小倉芝1200m 曇/重）に58kgの斤量を背負って出走。鞍上は幸英明騎手（5戦1勝）。18頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

2月18日、中2週で迎えた12戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの紫川特別（小倉芝1200m 小雨/稍重）に出走。18頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が鈍り17着に敗れた。

4月23日、中8週で迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラスの福島中央テレビ杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は原優介騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい15着に終わった。

7月1日、中9週で迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスの知多特別（中京芝1200m 晴/重）に出走。鞍上は幸英明騎手（6戦1勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が衰えて7着に敗れた。

7月22日、中2週で迎えた15戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの郡山特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

9月24日、中8週で迎えた16戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

10月22日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの壬生特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に敗れた。

12月24日、中8週で迎えた18戦目は、T.マーカンド騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの冬至特別（中山ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったワールズコライドにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

5歳（2024年）

1月13日、中2週で迎えた19戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のデュードメールをクビ差振り切って久しぶりに白星を挙げた。

2月3日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上3勝クラスの橿原ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（7戦1勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚色が悪くなり13着に終わった。