ウエスタンランラン（2003年生、母ローレルウィッシュ）

ウエスタンランラン（2003年4月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋走る」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のタイキシャトル（当時9歳）と交配したローレルウィッシュが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）北西牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方21戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2008年の3歳以上C1-6。

経歴

デビュー前

二本柳俊一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

6月10日、デビュー戦は二本柳壮騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は410kg。18頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天賦の闘争本能でゴールまで勇戦し、6着を確保した。

7月15日、中4週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（新潟芝1200m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

8月12日、中3週で迎えた3戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り雨/不良）に出走。18頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、5着を確保した。

9月16日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は二本柳壮騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

10月22日、中4週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（3戦0勝）。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

11月5日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

12月9日、中4週で迎えた7戦目は、佐藤聖也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 小雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。

12月16日、連闘で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい16着に終わった。

4歳（2007年）

2月3日、中6週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（2戦0勝）。18頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では見せ場を作れず17着に終わった。

9月20日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から44kg増やして迎えた10戦目は、沼沢英知騎手を鞍上に迎えて、一般D1-2（旭川ダート1000m 曇/重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月4日、中1週で迎えた11戦目は、一般D1-2（旭川ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で沼沢英知騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、勝ったテンビーダンサーからアタマ差の2着に甘んじた。

10月17日、中1週で迎えた12戦目は、喜茂別町アスパラの里賞（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で沼沢英知騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

5歳（2008年）

1月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のケイアイエンツォを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

1月14日、連闘で迎えた14戦目は、3歳以上C1-9（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ザドリームチャンプに交わされて4馬身差の2着となった。

2月2日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上C1-8（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて6着に敗れた。

2月17日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上C1-9（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

3月9日、中2週で迎えた17戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-8（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

3月15日、連闘で迎えた18戦目は、3歳以上C1 12（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、シゲルドッポダカに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

4月12日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。競走中止となった。

4月27日、中1週で迎えた20戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-7（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり6着に敗れた。

5月17日、中2週で迎えた21戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

5月31日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず9着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた23戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい6着に敗れた。

6月28日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（6戦1勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

7月12日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（7戦1勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい7着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた27戦目は、北村欣也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシャーロックメグに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

8月31日、中1週で迎えた28戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は北村欣也騎手（1戦1勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

9月27日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた30戦目は、3歳以上C1-9（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村欣也騎手（2戦1勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に終わった。