エイシンチャーム（2003年生、母エイシンメッチェン）

エイシンチャーム（2003年3月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋うっとりさせる。魅力のある馬になるように」。毛色は栗毛。種牡馬のエイシンワシントン（当時12歳）と交配したエイシンメッチェンが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は栄進牧場。戦績は、中央平地9戦1勝2着1回、地方12戦0勝。主な勝ち鞍は2005年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

坂口正則厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

6月19日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は402kg。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、プラチナローズに交わされて1馬身半差の2着となった。

7月2日、中1週で迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1200m 小雨/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、3着に終わった。

8月6日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩みのないペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のグレートパレスに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月4日、中3週で迎えた4戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の小倉2歳ステークス（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。17頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

10月9日、中4週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳500万下のりんどう賞（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

11月12日、中4週で迎えた6戦目は、2歳500万下（京都芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく5着に終わった。

12月11日、中3週で迎えた7戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のつわぶき賞（中京芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

3歳（2006年）

4月15日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のれんげ賞（阪神芝1200m 雨/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は秋山真一郎騎手（3戦0勝）。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

6月7日、中5週で迎えた10戦目は、嶋村彰直騎手を鞍上に迎えて、一般B3四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

6月28日、中2週で迎えた11戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、夏木立賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

7月27日、中3週で迎えた12戦目は、田中力騎手を鞍上に迎えて、犬吠埼特別（船橋ダート1700m 曇/稍重）に出走。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手が足りず7着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた13戦目は、白田日出夫騎手を鞍上に迎えて、スターペリドット特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた14戦目は、海ほたる特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は田中力騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦の小江戸特別（浦和ダート1900m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中力騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

9月22日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、鶺鴒特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中力騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に終わった。

4歳（2007年）

3月9日、約5か月半の休養明けで迎えた17戦目は、一般C1（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は白田日出夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた18戦目は、かに座特別（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で白田日出夫騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く15着に終わった。

4月4日、中0週で迎えた19戦目は、一般C1（船橋ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で白田日出夫騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

4月27日、中2週で迎えた20戦目は、芝桜特別（浦和ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で白田日出夫騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

5月3日、連闘で迎えた21戦目は、さざなみスプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で白田日出夫騎手（5戦0勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。