ノボリユキオー（1996年生、母フアーストラブ）

ノボリユキオー（1996年6月28日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトニービン（当時13歳）と交配したフアーストラブが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日高大洋牧場。戦績は、中央平地32戦6勝2着5回、地方7戦0勝2着1回。2001年のサマーチャンピオン(G3)で2着に入った他、2001年のテレビ愛知オープン(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

瀬戸口勉厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1999年）

6月5日、デビュー戦は吉田稔騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。18頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚を伸ばせず16着に敗れた。

6月13日、連闘で迎えた2戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、勝ったビッグバードにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

7月18日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のサイレントクルーズを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

7月31日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るビッグバードを上がり1位の末脚でクビ差だけ差し切って優勝

8月14日、中1週で迎えた6戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の玄海特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（2戦1勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

9月4日、中2週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の大濠特別（小倉芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（3戦1勝）。18頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、6着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の芦屋川特別（阪神芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で石橋守騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

10月2日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石橋守騎手（5戦1勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

4歳（2000年）

7月16日、約9か月半の休養明けで迎えた10戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で石橋守騎手（6戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたジャズスペシャル決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

7月29日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の足立山特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で石橋守騎手（7戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のホットパーシュートに1馬身1/4の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

8月13日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下の耶馬渓特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で石橋守騎手（8戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の大濠特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で石橋守騎手（9戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

9月2日、連闘で迎えた14戦目は、4歳以上900万下の平尾台特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は10戦連続で石橋守騎手（10戦2勝）。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、エスジーバーニングに3/4馬身交わされて2着となった。

5歳（2001年）

4月14日、約7か月半の休み明けで迎えた15戦目は、4歳以上900万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で石橋守騎手（11戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

5月6日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下の祇園特別（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で石橋守騎手（12戦2勝）。18頭立ての3番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線に入ると、前で粘るトムを交わし去り、最後は1馬身の差をつけて4勝目を奪取した。

5月26日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の賢島特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で石橋守騎手（13戦3勝）。18頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のホーマンライブリに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月9日、中1週で迎えた18戦目は、テレビ愛知オープン（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で石橋守騎手（14戦4勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、抜け出したレジェンドハンターを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

6月24日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上1600万下の安芸ステークス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で石橋守騎手（15戦4勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキクノグリッターに5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月15日、中2週で迎えた20戦目は、G3の北九州記念（小倉芝1800m 小雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は16戦連続で石橋守騎手（16戦5勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が衰えて7着に敗れた。

7月22日、連闘で迎えた21戦目は、ハンデ戦でオープンの北九州短距離ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で石橋守騎手（17戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したカルストンライトオに3/4馬身届かず2着に敗北した。

8月14日、中2週で迎えた22戦目は、G3のサマーチャンピオン（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は18戦連続で石橋守騎手（18戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したトシザミカを捕まえ切れず、7馬身差の2着に敗北した。

9月9日、中3週で迎えた23戦目は、G3のセントウルステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で石橋守騎手（19戦5勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月23日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた24戦目は、2001ファイナルステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で石橋守騎手（20戦5勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

6歳（2002年）

1月5日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデG3の京都金杯（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で石橋守騎手（21戦5勝）。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

1月12日、連闘で迎えた26戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、淀短距離ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月3日、中2週で迎えた27戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のシルクロードステークス（京都芝1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

2月24日、中2週で迎えた28戦目は、G3の阪急杯（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

3月24日、中3週で迎えた29戦目は、G1の高松宮記念（中京芝1200m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は石橋守騎手（22戦5勝）。18頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。

3月30日、連闘で迎えた30戦目は、コーラルステークス（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（23戦5勝）。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

12月22日、約9か月の休養明けで迎えた31戦目は、2002ファイナルステークス（阪神芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（24戦5勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず14着に終わった。

7歳（2003年）

1月5日、中1週で迎えた32戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の京都金杯（京都芝1600m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた33戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、淀短距離ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

5月28日、約4か月半の休養明けで迎えた34戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、エメラルドオープン（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月27日、中3週で迎えた35戦目は、地方重賞のサマーカップ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

11月17日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた36戦目は、トパーズオープン（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

8歳（2004年）

9月9日、約10か月の休養明けで迎えた37戦目は、田中浩晃騎手を鞍上に迎えて、秋の鞍オープン（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた38戦目は、トルマリンオープン（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中浩晃騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた39戦目は、あおなみ線開通記念（名古屋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉田稔騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。8着に敗れた。