マルモネオフォース（2016年生、母マルモセーラ）

マルモネオフォース（2016年3月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+新しい力」。毛色は鹿毛。種牡馬のワークフォース（当時9歳）と交配したマルモセーラが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は岡本昌市。主な勝ち鞍は2020年の3歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

木原一良厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

6月16日、デビュー戦は田中健騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた2戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったアドマイヤジャスタにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

10月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で富田暁騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、勝ったノーブルスコアにねじ伏せられて3/4馬身差の2着となった。

3歳（2019年）

1月20日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で富田暁騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったシトラスノートに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

2月10日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で富田暁騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のキングオブコージに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

3月2日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳G2のチューリップ賞（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で富田暁騎手（5戦1勝）。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

10月6日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田中健騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた9戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。18頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田中健騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

4歳（2020年）

2月29日、約4か月の休養明けで迎えた11戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神芝1800m 外回り小雨/良）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、サトノウィザードに交わされて2馬身差の2着となった。

3月22日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

4月12日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、3着に入った。

4月25日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、伸びてきたデクレアラー決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

8月23日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で幸英明騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい13着に敗れた。

9月20日、中3週で馬体重を前走から20kg戻して迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は富田暁騎手（6戦1勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

10月10日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上1勝クラス（京都芝1800m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（7戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩確実に差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のキラープレゼンスを半馬身振り切って久々に美酒を浴びた。

11月1日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの北國新聞杯（京都芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は幸英明騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したショウリュウハルにアタマ差届かず2着に甘んじた。

5歳（2021年）

11月21日、約13か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた19戦目は、3歳以上2勝クラスの武田尾特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（6戦0勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり11着に終わった。

12月18日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上2勝クラスの甲東特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（7戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って7着に終わった。

6歳（2022年）

1月16日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、4歳以上2勝クラスの宇佐特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

5月14日、約4か月の休み明けで馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた22戦目は、4歳以上2勝クラスの胎内川特別（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は富田暁騎手（8戦2勝）。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

6月4日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた23戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの中京スポニチ賞（中京芝1600m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上2勝クラスの三木特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は富田暁騎手（9戦2勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天授の負けん性を発揮してゴールまで頑張り、4着を確保した。

10月8日、約3か月半の休養明けで迎えた25戦目は、3歳以上2勝クラスの瀬戸内海特別（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（10戦2勝）。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は減速してしまい12着に終わった。

10月30日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上2勝クラスの武田尾特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（8戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい7着に終わった。

2022年11月23日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。