グランデコマンド（2012年生、母スティルヘブン）

グランデコマンド（2012年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のダンディコマンド（当時19歳）と交配したスティルヘブンが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は（有）吉永ファーム。戦績は、中央平地7戦0勝2着2回、地方3戦1勝。主な勝ち鞍は2014年のミヤマキリシマ特別。

経歴

デビュー前

高橋康之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

8月3日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 雨/重）に出走。馬体重は470kg。18頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったエフェクトに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月9日、連闘で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、勝ったヒマラヤテンカに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月30日、中2週で迎えた3戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

11月2日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい12着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた5戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい11着に敗れた。

12月23日、中4週で迎えた6戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のミヤマキリシマ特別（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のカシノゼウスに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2015年）

2月10日、中6週で迎えた7戦目は、3歳戦のたんぽぽ賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

2月28日、中2週で迎えた8戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の萌黄賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で17番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚がパッとせず18着に終わった。

6月20日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

7月20日、中3週で迎えた10戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、大隅特別（佐賀ダート1400m 曇/不良）に56kgの斤量を背負って出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。