サーストンバーラム（2016年生、母マツリバヤシ）

サーストンバーラム（2016年5月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+人名より」。毛色は栗毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時20歳）と交配したマツリバヤシが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はグランド牧場。主な勝ち鞍は2019年の3歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

1歳のとき、グランド牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、ビクトリーホースランチによって507.6万円で落札された。

伊藤圭三厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

10月28日、デビュー戦は菊沢一樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 小雨/重）に出走。馬体重は450kg。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のクールティアラに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

12月2日、中4週で迎えた2戦目は、2歳500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい8着に敗れた。

3歳（2019年）

1月13日、中5週で迎えた3戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

2月17日、中4週で迎えた4戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

3月30日、中5週で迎えた5戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、5着を確保した。

5月25日、中7週で迎えた6戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

8月4日、中9週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢一樹騎手（4戦1勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではきちんと末脚を伸ばして抜け出し、最後は2着のシルバーストーンに3馬身の差をつけて優勝

10月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの妙高特別（新潟ダート1200m 雨/重）に出走。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

11月24日、中4週で迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラスのシャングリラ賞（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（5戦2勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい11着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた10戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの高砂特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

4歳（2020年）

1月25日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

8月2日、約6か月半の休み明けで迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（6戦2勝）。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

9月27日、中7週で迎えた13戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚が止まってしまい15着に敗れた。

11月15日、中6週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスのドンカスターカップ（阪神ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は内田博幸騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

5歳（2021年）

1月11日、中7週で迎えた15戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、房総スプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったモリデンスターに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

1月27日、中1週で迎えた16戦目は、英俊豪傑賞（川崎ダート900m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったレイズアストームに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

2月9日、中1週で迎えた17戦目は、篠谷葵騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の松戸スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

5月27日、約3か月半の休養明けで迎えた18戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、紫電一閃賞（川崎ダート900m 雨/不良）に出走。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

6歳（2022年）

4月15日、約11か月の休養明けで迎えた19戦目は、仲野光馬騎手を鞍上に迎えて、アメトリンダッシュ（船橋ダート1000m 雨/重）に出走。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた20戦目は、エメラルドスプリント（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で仲野光馬騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮戦したが、ヒロシゲペッパーに交わされて1馬身差の2着となった。

6月3日、中3週で迎えた21戦目は、疾駆特別（浦和ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で仲野光馬騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

6月24日、中2週で迎えた22戦目は、サマーダッシュ（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で仲野光馬騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

7月25日、中3週で迎えた23戦目は、小杉亮騎手を鞍上に迎えて、トリカブトスプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

8月23日、中3週で迎えた24戦目は、おとめ座スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は仲野光馬騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

9月15日、中2週で迎えた25戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、山紫水明賞（川崎ダート900m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた26戦目は、ポーチュラカスプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は仲野光馬騎手（5戦0勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

10月26日、中3週で迎えた27戦目は、秋収めスプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で仲野光馬騎手（6戦0勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って11着に敗れた。

11月10日、中1週で迎えた28戦目は、猪突猛進賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は野畑凌騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、伸びてきたトリプルフォー決め手に屈してアタマ差の2着となった。

12月1日、中2週で迎えた29戦目は、ポインセチアスプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で野畑凌騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

12月19日、中2週で迎えた30戦目は、雪男スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で野畑凌騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

7歳（2023年）

1月1日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた31戦目は、木間塚龍馬騎手を鞍上に迎えて、一富士賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

1月16日、中1週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた32戦目は、房総スプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木間塚龍馬騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた33戦目は、小林捺花騎手を鞍上に迎えて、海神スプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に終わった。

3月1日、中2週で迎えた34戦目は、啓蟄特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林捺花騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

3月13日、中1週で迎えた35戦目は、イカリソウスプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林捺花騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。