クールティアラ（2016年生、母クールユリア）

クールティアラ（2016年3月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋宝冠」。毛色は鹿毛。種牡馬のアルデバランⅡ（当時18歳）と交配したクールユリアが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は沖田博志。戦績は、中央平地3戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2019年の稲妻ステークス(3勝クラス)。

経歴

デビュー前

矢野英一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

10月28日、デビュー戦は藤田菜七子騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 小雨/重）に出走。馬体重は464kg。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったサーストンバーラムに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月17日、中2週で迎えた2戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

12月8日、中2週で迎えた3戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

3歳（2019年）

2月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。主導権を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、アロハブリーズに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

4月7日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は藤田菜七子騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったシゲルジルコンに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

4月21日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のラディアントに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月30日、中9週で迎えた8戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館ダート1000m 小雨/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るノボシュンシュンをハナ差だけ差し切って2勝目を挙げた。

8月24日、中7週で迎えた9戦目は、3歳以上3勝クラスの稲妻ステークス（新潟芝1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は津村明秀騎手（4戦1勝）。17頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のブラッククローバーをクビ差制して3勝目をつかんだ。

10月27日、中8週で迎えた10戦目は、ルミエールオータムダッシュ（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（5戦2勝）。18頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。17着に敗れた。

4歳（2020年）

3月7日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた11戦目は、G3の夕刊フジ賞オーシャンステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（6戦2勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では伸びあぐねて16着に終わった。

5月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの韋駄天ステークス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月26日、中8週で迎えた13戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、G3のアイビスサマーダッシュ（新潟芝1000m 曇/良）に出走。18頭立ての12番人気で16番ゲートからスタート。15着に終わった。

8月30日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、G3のキーンランドカップ（札幌芝1200m 小雨/重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦1勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい11着に終わった。

10月25日、中7週で迎えた15戦目は、ルミエールオータムダッシュ（新潟芝1000m 晴/重）に出走。鞍上は菅原明良騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。11着に終わった。

2020年10月28日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

12月3日、中5週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた16戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、師走特別（園田ダート1230m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい8着に終わった。

12月30日、中3週で馬体重を前走から15kg絞って迎えた17戦目は、ハンデ戦のオッズパークハンデキャップ（園田ダート1230m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦健太騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

2020年12月31日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。