アロハブリーズ（2016年生、母コンドルショット）
Aloha Breeze
2016.03.18
アロハブリーズ（2016年3月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「思いやりのある(ハワイ語)+そよ風」。毛色は栗毛。種牡馬のスクリーンヒーロー（当時12歳）と交配したコンドルショットが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は木村牧場。主な勝ち鞍は2019年の3歳以上1勝クラス。
経歴
デビュー前
鹿戸雄一厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（2018年）
10月21日、デビュー戦は木幡初也騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1600m 外回り 晴/良）に出走。馬体重は460kg。18頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。
11月18日、中3週で迎えた2戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着に入った。
12月15日、中3週で迎えた3戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたイベリスリーフ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。
3歳（2019年）
3月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るクールティアラを自慢の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。
7月14日、約4か月の休み明けで迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のアイアムハヤスギルに1馬身1/4の差をつけて久々の一戦をモノにした。
8月10日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上2勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で三浦皇成騎手（3戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。
9月15日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で三浦皇成騎手（4戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。
11月23日、中9週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（東京芝1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で三浦皇成騎手（5戦2勝）。18頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。
12月15日、中2週で迎えた9戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの北摂特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びあぐねて16着に終わった。
4歳（2020年）
1月19日、中4週で迎えた10戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。
7月5日、約5か月半の休み明けで迎えた11戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（福島ダート1150m 曇/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に敗れた。
12月26日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では決め手に欠いて16着に終わった。
5歳（2021年）
4月3日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの葛飾特別（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。
5月18日、中5週で迎えた14戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、’21メトロポリタンメイカップ（大井ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って7着に終わった。
9月12日、約4か月の休養明けで迎えた15戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。
10月10日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて、最後は2着のエレメンタルに1馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。
10月24日、中1週で迎えた17戦目は、一般C3 19（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のマイネルツィールを半馬身振り切って断トツ人気に応えた。
11月6日、中1週で迎えた18戦目は、一般C3 14（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のセイクルーガーを3/4馬身振り切って圧倒的支持に応えた。
12月18日、中5週で迎えた19戦目は、トゥッサン特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、ウィズアウィッシュに交わされて1馬身差の2着に敗北した。
デビュー前
工藤真司厩舎（高知）へ入厩。
12月31日、デビュー戦は赤岡修次騎手を鞍上に据えて、一般C3-9（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番ゲートからスタート。出走取消となった。
6歳（2022年）
1月18日、中3週で迎えた20戦目は、多田羅誠也騎手を鞍上に迎えて、一般C3-6（高知ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に敗れた。
2月1日、中1週で迎えた21戦目は、南溟・穴馬万張り特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で多田羅誠也騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったナンヨープルートーにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。
4月10日、中9週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた22戦目は、一般C3-6（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で多田羅誠也騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく4着に敗れた。
5月8日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた23戦目は、一般C3-5（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で多田羅誠也騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、サノハニーに交わされて2馬身差の2着となった。
6月12日、中4週で迎えた24戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で多田羅誠也騎手（4戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて、最後は2着のクリノガオガオを3/4馬身振り切って制した。
6月25日、中1週で迎えた25戦目は、競馬模合in高知特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で多田羅誠也騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったサイセイセイを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。
7月9日、中1週で迎えた26戦目は、小暑特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で多田羅誠也騎手（6戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。
7月23日、中1週で迎えた27戦目は、大暑特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で多田羅誠也騎手（7戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。
8月6日、中1週で迎えた28戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、木下智史本気出す特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のメイショウロサンに2馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。
9月11日、中4週で迎えた29戦目は、一般C1-5（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は多田羅誠也騎手（8戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚を見せたが、クリノガオガオに3/4馬身交わされて2着に敗北した。
10月2日、中2週で迎えた30戦目は、渡辺逢心特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で多田羅誠也騎手（9戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトレイトセオリーに3馬身の差をつけて8勝目を奪取した。
10月16日、中1週で迎えた31戦目は、下津井めがね橋特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で多田羅誠也騎手（10戦2勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のサンマルエンパイアを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。
11月19日、中4週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた32戦目は、一般B3（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。
12月7日、中2週で迎えた33戦目は、笹田知宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、ミステリーボックスに交わされて3馬身半差の2着に敗北した。
7歳（2023年）
4月19日、約4か月半の休み明けで迎えた34戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で笹田知宏騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のモズキタマサケンジに5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。
5月3日、中1週で迎えた35戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹田知宏騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るタガノヒモロギを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。