サノハニー（2017年生、母ホウヨウターゲット）
Sano Honey
2017.05.10
サノハニー（2017年5月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+愛しい人」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のヘニーヒューズ（当時14歳）と交配したホウヨウターゲットが17歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は豊洋牧場。2023年の御厨人窟賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
中野栄治厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（2019年）
10月20日、デビュー戦は野中悠太郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1300m 晴/重）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見所を作れず8着に敗れた。
11月9日、中2週で迎えた2戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線に入ると、前で粘るキララを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初白星を挙げた。
12月7日、中3週で迎えた3戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳1勝クラスのつわぶき賞（中京芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。
3歳（2020年）
5月16日、約5か月半の休養明けで迎えた4戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳1勝クラス（東京ダート1400m 雨/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。
6月28日、中5週で迎えた5戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。14頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。
8月26日、中7週で迎えた6戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、レダ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のダンシングサンダーを3/4馬身振り切って勝利をモノにする
10月18日、中7週で迎えた7戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったププッピドゥに詰め切れず、4馬身差の2着となった。
11月8日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。
12月13日、中4週で迎えた9戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの赤穂特別（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は失速してしまい14着に終わった。
4歳（2021年）
6月5日、約6か月の休養明けで迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。
12月18日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの大須特別（中京ダート1400m 晴/重）に出走。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。
5歳（2022年）
1月30日、中5週で迎えた12戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚がパッとせず16着に終わった。
3月27日、中7週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラスの四日市特別（中京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦1勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では鋭い脚を使えず16着に終わった。
5月8日、中5週で馬体重を前走から24kg戻して迎えた14戦目は、塚本雄大騎手を鞍上に迎えて、一般C3-5（高知ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアロハブリーズを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。
デビュー前
目迫大輔厩舎（高知）へ入厩。
6月11日、デビュー戦は塚本雄大騎手を鞍上に据えて、アジサイ特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての4番ゲートからスタート。出走取消となった。
7月9日、中8週で迎えた15戦目は、牝馬限定戦のヴェガ特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で塚本雄大騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。
7月23日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2-5（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で塚本雄大騎手（2戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のバルバトスに5馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。
8月6日、中1週で迎えた17戦目は、納涼特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で塚本雄大騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサイセイセイに5馬身の差をつけてファンの期待に応えた。
8月28日、中2週で迎えた18戦目は、一般C1-2（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で塚本雄大騎手（4戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のセントポーリアに2馬身の差をつけて断然人気に応えた。
デビュー前
目迫大輔厩舎（高知）へ入厩。
10月2日、中4週で迎えた19戦目は、一般C1-2（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で塚本雄大騎手（5戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のクサヒバリに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。
10月15日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定戦のミラク特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で塚本雄大騎手（6戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったペイシャクレアに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。
12月3日、中6週で迎えた21戦目は、長沢の滝特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で塚本雄大騎手（7戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて、最後は2着のサンマルエンパイアを半馬身振り切って8勝目を手にした。
12月17日、中1週で迎えた22戦目は、今ノ山特別（高知ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で塚本雄大騎手（8戦6勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったサンマルエンパイアに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。
6歳（2023年）
1月9日、中2週で迎えた23戦目は、牝馬限定戦のベラトリックス特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で塚本雄大騎手（9戦6勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。
1月29日、中2週で迎えた24戦目は、一般A B（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で塚本雄大騎手（10戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るコパノフランシスを凄まじい末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。
2月19日、中2週で迎えた25戦目は、フェブラリー特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で塚本雄大騎手（11戦7勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。
3月14日、中2週で迎えた26戦目は、トゥインクルファンファーレ特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は13戦連続で塚本雄大騎手（12戦7勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るラヴィンフォールを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて優勝
3月26日、中1週で迎えた27戦目は、地方重賞の御厨人窟賞（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は14戦連続で塚本雄大騎手（13戦8勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。
4月22日、中3週で迎えた28戦目は、牝馬限定戦のスピカ特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で塚本雄大騎手（14戦8勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のジョウショーリードをクビ差振り切って勝利数を11に伸ばす
5月13日、中2週で迎えた29戦目は、ベストウォーリア賞（高知ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は16戦連続で塚本雄大騎手（15戦9勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。
6月17日、中4週で迎えた30戦目は、カレンブラックヒル賞（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は17戦連続で塚本雄大騎手（16戦9勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。
7月16日、中3週で迎えた31戦目は、地方重賞のトレノ賞（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は18戦連続で塚本雄大騎手（17戦9勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。
8月20日、中4週で迎えた32戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、建依別賞（高知ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。
9月18日、中3週で迎えた33戦目は、一般A2（高知ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は塚本雄大騎手（18戦9勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮戦したが、レベルスリーに交わされて1馬身差の2着となった。
10月7日、中2週で迎えた34戦目は、牝馬限定戦のミラク特別（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で塚本雄大騎手（19戦9勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、3着に終わった。
11月19日、中5週で迎えた35戦目は、トパーズ特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で塚本雄大騎手（20戦9勝）。9頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず4着に敗れた。
12月16日、中3週で迎えた36戦目は、ターコイズ特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で塚本雄大騎手（21戦9勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。
7歳（2024年）
1月7日、中2週で迎えた37戦目は、牝馬限定戦のベラトリックス特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で塚本雄大騎手（22戦9勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。
1月28日、中2週で迎えた38戦目は、一般A2（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で塚本雄大騎手（23戦9勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったデステージョに詰め切れず、4馬身差の2着となった。
2月25日、中3週で迎えた39戦目は、牝馬限定戦のレジーナディンヴェルノ賞（高知ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で塚本雄大騎手（24戦9勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。
2024年2月29日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。