トップオブメジャー（2016年生、母カウガールズドントクライ）

トップオブメジャー（2016年2月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「頂点を目指してほしいという想いを込めて」。毛色は栗毛。種牡馬のダイワメジャー（当時15歳）と交配したカウガールズドントクライが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上2勝クラス。

経歴

デビュー前

2歳のとき、社台ファームから「千葉サラブレッドセールサラブレッド2歳」に上場され、ドリームファームによって5,616万円で落札された。

ＤＭＭバヌーシーにて総額6,380万円（0.64万×10000口）で一口馬主が募集された。

友道康夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

1月14日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したアレスに半馬身届かず2着に敗北した。

5月4日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（2戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のモズハチキンに1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

10月6日、約5か月の休養明けで迎えた4戦目は、3歳以上1勝クラス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡康太騎手（3戦1勝）。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、伸びてきたルプリュフォール決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

10月20日、中1週で迎えた5戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のピンシェルを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

11月9日、中2週で迎えた6戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの宝ケ池特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4歳（2020年）

5月10日、約6か月の休み明けで迎えた7戦目は、4歳以上2勝クラス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（5戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて11着に敗れた。

5月31日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上2勝クラス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（6戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

10月17日、約4か月半の休養明けで迎えた9戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（京都芝1400m 外回り雨/重）に出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

10月24日、連闘で迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラスの壬生特別（京都芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた11戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの鶴見特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では全く伸びず13着に敗れた。

5歳（2021年）

2月28日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで先頭に立ち、最後は2着のハードカウントに2馬身半の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

4月4日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、4歳以上3勝クラスの鳴門ステークス（阪神ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて13着に敗れた。

5月8日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた14戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの立夏ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚勢が悪くなり14着に敗れた。

12月19日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの御影ステークス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

6歳（2022年）

1月15日、中3週で迎えた16戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのアレキサンドライトステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

2月27日、中5週で迎えた17戦目は、4歳以上3勝クラスの下関ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（2戦1勝）。18頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のオメガラヴィサンに1馬身1/4の差をつけて4勝目を奪取した。

4月10日、中5週で迎えた18戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの春雷ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

6月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、青函ステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（3戦2勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。

7歳（2023年）

4月9日、約9か月半の休み明けで迎えた20戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、モルガナイトステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はガス欠状態になり15着に終わった。

5月7日、中3週で迎えた21戦目は、鞍馬ステークス（京都芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小沢大仁騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では伸びが劣勢になり18着に終わった。

6月24日、中6週で迎えた22戦目は、青函ステークス（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小沢大仁騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚を失くしてしまい16着に終わった。

8月27日、中8週で迎えた23戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、小倉日経オープン（小倉芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

9月16日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦でオープンのケフェウスステークス（阪神芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

11月18日、中8週で迎えた25戦目は、ハンデ戦でオープンのアンドロメダステークス（京都芝2000m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で国分優作騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では全く伸びず16着に終わった。

2023年11月24日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。