バイオレットエフ（1990年生、母スカドシツプ）

バイオレットエフ（1990年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のモーニングフローリツク（当時15歳）と交配したスカドシツプが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は藤田泰蔵。戦績は、中央平地14戦0勝2着1回、中央障害9戦0勝2着1回、地方3戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1992年の3歳。

経歴

デビュー前

江川秀三厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（1992年）

10月30日、デビュー戦は張田京騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。馬体重は470kg。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったフジノトップロマンから3馬身差の2着となった。

11月17日、中2週で迎えた2戦目は、及川靖騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったティーワイボーイから4馬身差の2着に敗れた。

12月13日、中3週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のスズランキャノンズに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（1993年）

7月3日、約6か月半の休養明けで迎えた4戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌芝1000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下の富良野特別（札幌芝2600m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

8月22日、中2週で迎えた7戦目は、宮田仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、伸びてきたワカバジェット決め手に屈してクビ差の2着となった。

11月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮田仁騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で宮田仁騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

12月19日、中2週で迎えた10戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

4歳（1994年）

1月8日、中2週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は宮田仁騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

2月6日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮田仁騎手（4戦0勝）。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

2月26日、中2週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮田仁騎手（5戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

3月12日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で宮田仁騎手（6戦0勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

4月30日、中6週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた15戦目は、5歳以上500万下（新潟芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宮田仁騎手（7戦0勝）。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で宮田仁騎手（8戦0勝）。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後は減速してしまい11着に終わった。

6月4日、中2週で迎えた17戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

10月1日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、成田均騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月23日、中2週で迎えた19戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で成田均騎手（1戦0勝）。6頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月26日、中4週で迎えた20戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で成田均騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月24日、中3週で迎えた21戦目は、北村卓士騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったアケノライダーから約16馬身差の2着となった。

5歳（1995年）

9月18日、約9か月の休み明けで迎えた22戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は成田均騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月7日、中2週で迎えた23戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上400万下（東京障害芝→ダート3300m 曇）に出走。5頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた24戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。鞍上は成田均騎手（4戦0勝）。6頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

6歳（1996年）

4月7日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた25戦目は、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。鞍上は北村卓士騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

5月11日、中4週で迎えた26戦目は、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。鞍上は成田均騎手（5戦0勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。