ワカバジェット（1988年生、母テイクオンダンサー）

ワカバジェット（1988年5月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のピツトカーン（当時17歳）と交配したテイクオンダンサーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は千葉県、生産者は（有）和田牧場。戦績は、中央平地25戦1勝2着1回、中央障害2戦0勝。主な勝ち鞍は1993年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

和田正道厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1991年）

1月5日、デビュー戦は津曲浩二騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は490kg。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

2月10日、中4週で迎えた2戦目は、伊藤暢康騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝2000m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

3月10日、中3週で迎えた3戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

4月13日、中4週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた5戦目は、長峰一弘騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1400m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく4着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（新潟芝1400m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で長峰一弘騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

6月15日、中4週で迎えた7戦目は、増沢末夫騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1700m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

7月20日、中4週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（新潟芝1400m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は長峰一弘騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。

8月25日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、4歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で長峰一弘騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

9月28日、中4週で迎えた10戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

11月10日、中5週で迎えた11戦目は、宮田仁騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったリワードマッドネスに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

4歳（1992年）

2月9日、約3か月の休み明けで迎えた12戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮田仁騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮田仁騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

3月21日、中3週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で宮田仁騎手（3戦0勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に終わった。

5月2日、中5週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で宮田仁騎手（4戦0勝）。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

5月16日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（新潟芝1400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で宮田仁騎手（5戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

7月5日、中6週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で宮田仁騎手（6戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

8月1日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で宮田仁騎手（7戦0勝）。18頭立ての17番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい15着に終わった。

8月22日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で宮田仁騎手（8戦0勝）。17頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

8月29日、連闘で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で宮田仁騎手（9戦0勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

9月5日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で宮田仁騎手（10戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に終わった。

5歳（1993年）

5月8日、約8か月の休養明けで迎えた22戦目は、5歳以上500万下（新潟芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で宮田仁騎手（11戦0勝）。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず5着に終わった。

6月27日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた23戦目は、5歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で宮田仁騎手（12戦0勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

8月22日、中7週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた24戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のバイオレットエフをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

9月5日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、4歳以上500万下の三国特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（1戦1勝）。17頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

10月2日、中3週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた26戦目は、渡部秀一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月24日、中2週で迎えた27戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で渡部秀一騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。