モエレフルール（2009年生、母ドクターノーヴァ）

モエレフルール（2009年3月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋花（仏）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のゴールドヘイロー（当時12歳）と交配したドクターノーヴァが16歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は中村和夫。戦績は、中央平地22戦2勝2着6回。2012年のジュニアカップ(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

大竹正博厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

9月19日、デビュー戦は丸山元気騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1500m 曇/良）に出走。馬体重は486kg。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

11月5日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のサトノレオパードを3/4馬身振り切って未勝利戦を制した。

12月17日、中5週で迎えた3戦目は、2歳500万下のひいらぎ賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、伸びてきたチェリーメドゥーサ決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

3歳（2012年）

1月5日、中2週で迎えた4戦目は、3歳オープンのジュニアカップ（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

2月11日、中4週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で北村宏司騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり14着に敗れた。

10月14日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で北村宏司騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

10月28日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で北村宏司騎手（5戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

4歳（2013年）

1月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で北村宏司騎手（6戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮戦したが、伸びてきたシルクミライ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

2月2日、中1週で迎えた9戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

4月7日、中8週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の喜多方特別（福島芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた11戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のアドマイヤシャドウに3馬身の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

5月18日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の大日岳特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

6月23日、中4週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったストレイトガールに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

7月7日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大野拓弥騎手（3戦1勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味のタフネスで最後まで崩れずに走り抜いたが、勝ったレッドガルシアにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月17日、約4か月半の休み明けで迎えた15戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の相馬特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバタバタになってしまい16着に敗れた。

5歳（2014年）

2月22日、約3か月の休み明けで迎えた16戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

4月19日、中7週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

6月15日、中7週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の遊楽部特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

6月22日、連闘で迎えた19戦目は、3歳以上500万下の奥尻特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったトレクァルティスタにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

7月6日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、最後はマイネルナタリスと並んで3着同着となった。

8月17日、中5週で迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田伸二騎手（4戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、シュンドルボンに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月6日、約3か月半の休み明けで迎えた22戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず最後はコリーヌと並んで9着同着となった。