サコウイッパク（2014年生、母ベイビーローズ）

サコウイッパク（2014年2月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「左後一白。『走る』と言われている名馬の象徴より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時15歳）と交配したベイビーローズが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は木村秀則。主な勝ち鞍は2020年の一般C2四五六。

経歴

デビュー前

1歳のとき、木村秀則から「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、村島昭男によって1,026万円で落札された。

杉浦宏昭厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2017年）

1月5日、デビュー戦は木幡初也騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

9月16日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

12月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、ナカさん生誕70歳記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

12月18日、連闘で迎えた4戦目は、あーはちゃんピオンシップ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山真一騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4歳（2018年）

1月1日、中1週で迎えた5戦目は、ことり大神祭2018（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で丸山真一騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、カッテンストゥッツに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

1月30日、中3週で迎えた6戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で丸山真一騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた7戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のプライムプラムに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

2月28日、中1週で迎えた8戦目は、矢作古川特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

3月28日、中3週で迎えた9戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（2戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るメイショウチハヤを鮮烈な末脚で3/4馬身差し切って断然の支持に応えた。

4月18日、中2週で迎えた10戦目は、音羽川特別（名古屋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で今井貴大騎手（3戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったスリーチャームに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

5月16日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた11戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で今井貴大騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったライブスターに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5月24日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた12戦目は、一般C9（名古屋ダート800m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で今井貴大騎手（5戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオールージュに8馬身の差をつけて断然人気に応えた。

8月26日、約3か月の休養明けで迎えた13戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず14着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた14戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。

10月25日、中6週で迎えた15戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は丸山真一騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハルカナユメに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

11月2日、連闘で迎えた16戦目は、岩屋堂特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山真一騎手（5戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るディーエスレイダーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

11月30日、中3週で迎えた17戦目は、一般B10（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山真一騎手（6戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、勝ったキーポジションをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

12月10日、中0週で迎えた18戦目は、一般B8（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で丸山真一騎手（7戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のキタノパンドラに1馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

5歳（2019年）

1月28日、中6週で迎えた19戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、友彦&美留季結婚記念（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた20戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のコウユーヤマトに1馬身の差をつけて優勝

2月25日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1七（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

4月2日、中4週で迎えた22戦目は、一般C1六七（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って8着に敗れた。

4月30日、中3週で迎えた23戦目は、福原杏騎手を鞍上に迎えて、連休は大宮盆栽イベントに行きま賞（浦和ダート1500m 雨/不良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

5月14日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1六七（川崎ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は藤江渉騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

5月28日、中1週で迎えた25戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、「うどんとこいのぼりのまち加須」賞（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、抜け出したダブルミリオンを差し切れず、2馬身差の2着となった。

6月12日、中1週で迎えた26戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、初夏の野菜です!八肥の会記念（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月2日、中2週で迎えた27戦目は、ハジケル甘さ、菜速あやせコーン杯（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

6歳（2020年）

3月27日、約9か月の休み明けで迎えた28戦目は、田中涼騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一十二十三（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、ヒズライフに交わされて1馬身半差の2着となった。

4月17日、中2週で迎えた29戦目は、ハコフグ記念（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中涼騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のレッカーベルンをクビ差振り切って8勝目を手にした。

5月13日、中3週で迎えた30戦目は、一般C2四五六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中涼騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るコパノニューヨークを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて9勝目をマークした。

6月9日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた31戦目は、一般C2一二三（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中涼騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したサンゲーリーに3/4馬身届かず2着に敗北した。

7月14日、中4週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた32戦目は、一般C2一二三（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で田中涼騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

10月12日、約3か月の休養明けで迎えた33戦目は、一般C2一二三（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で田中涼騎手（5戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

10月19日、連闘で迎えた34戦目は、宮代産ブランド米「みやしろっ子」賞（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で田中涼騎手（6戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

11月9日、中2週で迎えた35戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C2一二三（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7歳（2021年）

1月4日、中7週で迎えた36戦目は、しめ飾り賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月3日、中7週で迎えた37戦目は、ヴィクトリア賞（川崎ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は田中涼騎手（7戦2勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に敗れた。