スリーチャーム（2014年生、母フォーチュネイター）

スリーチャーム（2014年3月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋魅力」。毛色は鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時16歳）と交配したフォーチュネイターが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡田牧場。主な勝ち鞍は2018年の音羽川特別(一般C12)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、目名共同トレーニングセンターから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。2歳のとき、岡田牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、永井商事によって270万円で落札された。

柄崎孝厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2017年）

4月29日、デビュー戦は菊沢一樹騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は478kg。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見所を作れず12着に終わった。

5月20日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線では決め手が足りず15着に終わった。

8月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のリゲル特別（門別ダート1200m 雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

4歳（2018年）

3月13日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた4戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るサンデトロイトを凄まじい末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月18日、中4週で迎えた5戦目は、音羽川特別（名古屋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサコウイッパクに1馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

5月16日、中3週で迎えた6戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤聡一騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスズカコスモスに7馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

12月16日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって8着に終わった。

5歳（2019年）

2月9日、中7週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、4着に入り込んだ。

2月23日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。