ヒュースケン（2007年生、母ウエストエスケープ）

ヒュースケン（2007年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「幕末期の米国ハリス総領事の秘書兼通訳名」。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時9歳）と交配したウエストエスケープが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は斉藤スタッド。戦績は、中央平地3戦0勝2着1回、地方11戦0勝。

経歴

デビュー前

当歳のとき、斉藤スタッドから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

小西一男厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2010年）

2月7日、デビュー戦は小林淳一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見事な伸び脚で驀進したが、勝ったネオスプレマシーにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

2月20日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦し、4着に入った。

3月14日、中2週で迎えた3戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、4着に終わった。

10月25日、約7か月半の休養明けで迎えた4戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、祝!結婚英之・美佳子永遠の手綱記念（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

11月15日、中2週で迎えた5戦目は、一般C1七八（川崎ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で金子正彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

12月17日、中4週で迎えた6戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、32nd ホワイトクリスマス賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4歳（2011年）

6月13日、約6か月の休み明けで迎えた7戦目は、持原大志騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

7月25日、中5週で迎えた8戦目は、一般C2二三四（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で持原大志騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず9着に終わった。

10月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C2二三四（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて9着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2三四（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。端を奪う形となり、速いペースで馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は垂れてしまい8着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた11戦目は、A.ムンロ騎手を鞍上に迎えて、一般C2二三四（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

12月16日、中4週で迎えた12戦目は、33rd ホワイトクリスマス賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でA.ムンロ騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

5歳（2012年）

1月7日、中2週で迎えた13戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2十五十六十七（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

1月27日、中2週で迎えた14戦目は、増田充宏騎手を鞍上に迎えて、一般C2十三十四十五（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。