シノワールド（2003年生、母サンライズグロリア）

シノワールド（2003年4月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋世界」。毛色は鹿毛。種牡馬のホワイトマズル（当時13歳）と交配したサンライズグロリアが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）真歌田中牧場。戦績は、中央平地13戦1勝、地方26戦1勝。主な勝ち鞍は2006年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

佐藤全弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

12月24日、デビュー戦は高山太郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、凄まじいハイペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の負けじ心を発揮してゴールまで勇戦し、4着に入った。

3歳（2006年）

1月9日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

2月12日、中4週で迎えた3戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して7番手で通過。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は高山太郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。端を奪う形となり、凄まじいハイペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい13着に敗れた。

3月19日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き6着に終わった。

4月1日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高山太郎騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

4月15日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で高山太郎騎手（5戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握り、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

5月6日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で高山太郎騎手（6戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。最後は、2着のバンローゼに半馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月17日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で高山太郎騎手（7戦1勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、かなりのハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり15着に終わった。

10月29日、中5週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で高山太郎騎手（8戦1勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はガス欠状態になり16着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた11戦目は、高野和馬騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

12月9日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は高山太郎騎手（9戦1勝）。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に敗れた。

4歳（2007年）

1月13日、中4週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は高野和馬騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は失速してしまい15着に終わった。

2月18日、中4週で迎えた14戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

2月24日、連闘で迎えた15戦目は、緒方洋介騎手を鞍上に迎えて、ガッポリ儲けよう特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、リードを2馬身以上確保して、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

3月4日、連闘で迎えた16戦目は、一般A2（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で緒方洋介騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

3月10日、連闘で迎えた17戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、芙優のお誕生日特別（高知ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

3月21日、中1週で迎えた18戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、リバーセキトバ号特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

4月8日、中2週で迎えた19戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて6着に終わった。

4月14日、連闘で迎えた20戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、一般A Bイ（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

4月22日、連闘で迎えた21戦目は、一般A2（高知ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は緒方洋介騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

5月6日、中1週で迎えた22戦目は、石本純也騎手を鞍上に迎えて、エメラルド特別（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず10着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた23戦目は、一般A2（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は緒方洋介騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が衰えて7着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた24戦目は、一般A2（高知ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で緒方洋介騎手（4戦0勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

6月9日、連闘で迎えた25戦目は、一般Aイ（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で緒方洋介騎手（5戦0勝）。6頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に終わった。

6月17日、連闘で迎えた26戦目は、一般A2（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のゲイリーファングを半馬身振り切って2勝目を奪取した。

7月1日、中1週で迎えた27戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、ジュライ特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

7月7日、連闘で迎えた28戦目は、二人の愛は特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

7月16日、連闘で馬体重を前走から11kg減らして迎えた29戦目は、一般A2（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は田知弘久騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた30戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

8月12日、中1週で迎えた31戦目は、川本裕達騎手を鞍上に迎えて、田知騎手応援感謝特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた32戦目は、一般A2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川本裕達騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず11着に敗れた。

9月1日、連闘で迎えた33戦目は、剛史ふる里へ帰郷特別（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は永森大智騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

9月9日、連闘で迎えた34戦目は、一般A2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず10着に終わった。

11月11日、中8週で迎えた35戦目は、森井美香騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に終わった。

11月25日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた36戦目は、小林靖幸騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず10着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた37戦目は、アペックス特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は永森大智騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず11着に終わった。

5歳（2008年）

2月3日、中7週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた38戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般A4（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた39戦目は、一般A2（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず11着に終わった。