パリストキカゼ（1999年生、母メジロキャニオン）

パリストキカゼ（1999年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサニーブライアン（当時5歳）と交配したメジロキャニオンが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）エービーシーファーム。戦績は、中央平地17戦0勝2着4回、地方9戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2002年のようか三水特別(A2)。

経歴

デビュー前

川村禎彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2001年）

9月15日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は490kg。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

3歳（2002年）

1月20日、約4か月の休養明けで迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したストロングレガリアを差し切れず、3馬身差の2着となった。

2月2日、中1週で迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

2月20日、中2週で迎えた4戦目は、3歳戦の諭鶴羽山特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月10日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

3月24日、中1週で迎えた6戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したスワヤマナイスガイにハナ差届かず2着となった。

3月31日、連闘で迎えた7戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったジョーペディグリーにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

4月9日、連闘で迎えた8戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の六甲山特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、シュンサイに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

4月27日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦の生駒山特別（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマイネルライナーを捕まえ切れず、9馬身差の2着に敗北した。

5月22日、連闘で迎えた11戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップパパイヤ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月6日、中5週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（4戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

8月3日、中3週で迎えた13戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、5着に終わった。

8月24日、中2週で迎えた14戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で柴原央明騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月15日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（5戦0勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

10月13日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた16戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

11月28日、中6週で迎えた17戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、ジャンボトロンカップ（園田ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したバンブージェダイを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

12月12日、中1週で迎えた18戦目は、ようか三水特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のバンブージェダイをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

4歳（2003年）

1月4日、中2週で迎えた19戦目は、兵庫県競馬施設利用協会特別（園田ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

1月28日、中2週で迎えた20戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、武庫川特別（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

2月19日、中2週で迎えた21戦目は、大和川特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に終わった。

3月15日、中2週で迎えた22戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/良）に出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったホッカイゲントクに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

4月5日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（6戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

4月26日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、4歳以上500万下の文知摺特別（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は内田浩一騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

12月13日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた25戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（7戦0勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではいいところがなく15着に終わった。

12月28日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は内田浩一騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。競走中止となった。