オークリーフキッド（2005年生、母Pub Crawler）

オークリーフキッド（2005年4月17日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。馬名の意味は「オークの葉＋子供」。毛色は鹿毛。種牡馬のStormin Fever（当時11歳）と交配したPub Crawlerが14歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地11戦0勝2着2回、地方20戦5勝2着6回。主な勝ち鞍は2010年の一般C1六七。

経歴

デビュー前

秋山雅一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

10月7日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたフジヤマラムセス決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

10月28日、中2週で迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1800m 晴/重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したエアキリヤンを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

11月24日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて大外17番ゲートからスタート。ハナを取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

3歳（2008年）

6月1日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

8月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、千葉直人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1400m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、最後はワンダフルスイートと並んで3着同着となった。

9月7日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり16着に敗れた。

10月26日、中6週で迎えた7戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

11月8日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、3歳以上500万下の小野川湖特別（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

4歳（2009年）

2月22日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から31kg戻して迎えた9戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般B2（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオグリオトメに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

3月8日、中1週で迎えた10戦目は、早春特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシンワヘイローを次元の違う末脚で半馬身差し切って圧倒的支持に応えた。

5月10日、中8週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた11戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の五泉特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい16着に敗れた。

10月3日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から28kg戻して迎えた12戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/稍重）に出走。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

11月22日、中6週で迎えた13戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

5歳（2010年）

1月19日、中7週で迎えた14戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、白富士特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた15戦目は、早春特別（大井ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れ味光る末脚を繰り出し、3着に入った。

3月1日、中3週で迎えた16戦目は、爽春特別（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で達城龍次騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったローレルカンタータにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

3月16日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1六七（大井ダート1500m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で達城龍次騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアジュディモナークを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

4月7日、中2週で迎えた18戦目は、うみへび座特別（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で達城龍次騎手（4戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したミライキングにクビ差届かず2着に甘んじた。

4月23日、中1週で迎えた19戦目は、あうる賞（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で達城龍次騎手（5戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったコアレスアミーゴに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。

7月2日、中9週で迎えた20戦目は、一般B2四 B3五（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で達城龍次騎手（6戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は力尽きて10着に敗れた。

7月27日、中3週で迎えた21戦目は、てんびん座特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で達城龍次騎手（7戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

7歳（2012年）

3月7日、約19か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた22戦目は、早田功駿騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の一般C2十四 C3一（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。

4月19日、中5週で迎えた23戦目は、一般C3二三（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は達城龍次騎手（8戦1勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に敗れた。

5月25日、中4週で迎えた24戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた25戦目は、一般C3二三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったサムライオージにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

7月13日、中4週で迎えた26戦目は、一般C3一二（大井ダート1500m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、勝ったマルタカテンザンに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

8月2日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、一般C3一二（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田信大騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るモエレマイカを猛烈な末脚でクビ差だけ差し切って久々に白星を挙げた。

8月31日、中3週で迎えた28戦目は、一般C2七八（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田信大騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、勝ったファニーママにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

11月29日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、一般C2十二十三（大井ダート1500m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で山田信大騎手（5戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

12月31日、中4週で迎えた30戦目は、一般C2九十（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で山田信大騎手（6戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

8歳（2013年）

1月25日、中3週で迎えた31戦目は、ハンデ戦の4歳C3（大井ダート1500m 内回り晴/重）に出走。鞍上は達城龍次騎手（9戦1勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエスターナに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。