マルカベスト（2005年生、母エアイゾルテ）

マルカベスト（2005年2月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋最高」。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時7歳）と交配したエアイゾルテが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は（有）猿倉牧場。戦績は、中央平地21戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は2009年のマレーシアカップ(1000万下)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、猿倉牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、河長産業によって3,885万円で落札された。

鶴留明雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

8月12日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では卓出した伸び脚で猛進したが、伸びてきたサブジェクト決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

9月1日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

9月23日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のように疾駆したが、ウインギガシャトルに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月27日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都芝1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で池添謙一騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったオペラセリアにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

11月24日、中3週で迎えた5戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のアグネスシャインに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月8日、中1週で迎えた6戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のつわぶき賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

3歳（2008年）

3月8日、約3か月の休み明けで迎えた7戦目は、3歳500万下のはなのき賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（1戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したアルスマグナにアタマ差届かず2着に甘んじた。

3月23日、中1週で迎えた8戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の雪割草特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

4歳（2009年）

2月28日、約11か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上500万下の小石原特別（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は安藤光彰騎手（2戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、強烈な末脚を爆発させて、最後は2着のトーホウカイザーに2馬身半の差をつけて休養明け初戦を物にした。

3月29日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた10戦目は、4歳以上1000万下の三河特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（4戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一際目立つ伸びを見せたが、伸びてきたゲットブラック決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

4月26日、中3週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の福島中央テレビ杯（福島芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に敗れた。

5月24日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（5戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

7月18日、中7週で馬体重を前走から20kg戻して迎えた13戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の有田特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のグッドルッキングに1馬身1/4の差をつけて順当に勝利した。

8月22日、中4週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下のマレーシアカップ（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして、最後は2着のビンチェロに1馬身の差をつけて4勝目をつかんだ。

6歳（2011年）

2月19日、約18か月の休み明けで迎えた15戦目は、4歳以上1600万下の山城ステークス（京都芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦2勝）。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

3月5日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の武庫川ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（6戦0勝）。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

3月26日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上1600万下の心斎橋ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（7戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

5月1日、中4週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の錦ステークス（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（8戦0勝）。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた19戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の朱雀ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

5月29日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上1600万下の鞍馬ステークス（京都芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

7月23日、中7週で迎えた21戦目は、3歳以上1600万下の彦根ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。