スピードケビン（1998年生、母ユーコースリルワン）

スピードケビン（1998年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のエブロス（当時12歳）と交配したユーコースリルワンが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）スピードファーム。戦績は、中央平地2戦0勝、地方36戦6勝2着10回。主な勝ち鞍は2002年の一般C1九十。

経歴

デビュー前

飯塚好次厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2000年）

7月15日、デビュー戦は的場均騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（福島ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は372kg。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて6着に敗れた。

7月29日、中1週で迎えた2戦目は、水野貴広騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ややハイペースでレースを牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に終わった。

10月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、佐川久芳騎手を鞍上に迎えて、3歳（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のニシネセレクトに9馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月4日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（高崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐川久芳騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のクリハヤブサに4馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

12月2日、中3週で迎えた5戦目は、3歳（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐川久芳騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた6戦目は、徳江涼騎手を鞍上に迎えて、3歳（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったハセノハヤヒデから1馬身半差の2着となった。

3歳（2001年）

1月12日、中3週で迎えた7戦目は、3歳（高崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は佐川久芳騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のイシノインパクトに4馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

1月26日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（高崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐川久芳騎手（4戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のシンメイピーチに7馬身の差をつけて4勝目を手に入れた。

3月21日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、小林真治騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取り、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエスプレッソに5馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4月9日、中2週で迎えた10戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツインベスト特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、勝ったサダムプリンセスに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4月30日、中2週で迎えた11戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったフクノモンローに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

9月3日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた12戦目は、須藤一弘騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

10月2日、中3週で迎えた13戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。11着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた14戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の秋駒特別（浦和ダート1600m 雨/重）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

11月6日、中2週で迎えた15戦目は、3歳戦の駒競特別（浦和ダート1600m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で見沢譲治騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

12月4日、中3週で迎えた16戦目は、3歳戦の駒牽特別（浦和ダート1600m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で見沢譲治騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた17戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、一般C1九（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったニューフォーレルから半馬身差の2着となった。

4歳（2002年）

1月15日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2二イ（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は見沢譲治騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、エプソムガッツにクビ差交わされて2着に甘んじた。

2月4日、中2週で迎えた19戦目は、一般C1五（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は森下博騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立ち、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚を見せたが、キャノンサーブに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

3月5日、中3週で迎えた20戦目は、一般C1九十（大井ダート1390m 曇/良）に出走。鞍上は見沢譲治騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立ち、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のエムジョーカーに1馬身の差をつけて6勝目をマークした。

4月4日、中3週で迎えた21戦目は、一般C1二（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、勝ったスカイゴールドに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

5月3日、中3週で迎えた22戦目は、一般C1三（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったスバルタイヨーから半馬身差の2着に敗北した。

5月17日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1一（浦和ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は見沢譲治騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

6月3日、中1週で迎えた24戦目は、星雲特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で見沢譲治騎手（6戦1勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は力尽きて7着に敗れた。

9月14日、約3か月半の休み明けで迎えた25戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、うお座特別（大井ダート1590m 内回り曇/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた26戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（大井ダート1590m 内回り曇/不良）に出走。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた27戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、両神山特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

11月12日、中4週で迎えた28戦目は、一般C1二イ（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた29戦目は、一般C1四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握り、遅いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

12月17日、中2週で迎えた30戦目は、一般C1二（浦和ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（5戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

5歳（2003年）

1月2日、中1週で迎えた31戦目は、一般C1三イ（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（6戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

1月31日、中3週で迎えた32戦目は、一般C1三四（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎駿騎手（7戦0勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

2月13日、中1週で迎えた33戦目は、一般C1四（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で石崎駿騎手（8戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したタッチミーテンダーを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

3月11日、中3週で迎えた34戦目は、一般C1三（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で石崎駿騎手（9戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

4月2日、中2週で迎えた35戦目は、一般C1二（浦和ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で石崎駿騎手（10戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったノーザンスカイに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

5月6日、中4週で迎えた36戦目は、一般C1三（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で石崎駿騎手（11戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

6月11日、中4週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた37戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、日本軽種馬協会特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月7日、中7週で迎えた38戦目は、ハンデ戦のアルタイル特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で桜井拓章騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。