ヒヅルジョウ（2019年生、母サンデージョウ）

ヒヅルジョウ（2019年5月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「日鶴(日の光に映える鶴の情景)+冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のハービンジャー（当時13歳）と交配したサンデージョウが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は中地康弘。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

岡田稲男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

12月4日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は482kg。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

12月18日、中1週で迎えた2戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝2000m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。

3歳（2022年）

1月10日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で角田大和騎手（1戦0勝）。17頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入り込んだ。

2月6日、中3週で迎えた4戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2200m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったダノンジャッカルにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

4月16日、中9週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のベッラアルバに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4月30日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳1勝クラスの矢車賞（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で国分恭介騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み3着に沈んだ。

5月21日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳1勝クラスのカーネーションカップ（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で国分恭介騎手（3戦1勝）。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

8月21日、約3か月の休み明けで迎えた8戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のマイシンフォニーに2馬身半の差をつけて制した。

9月18日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳G2のローズステークス（中京芝2000m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦1勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

4歳（2023年）

1月7日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、4歳以上2勝クラスの長良川特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（2戦1勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

2月12日、中4週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの太宰府特別（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で菱田裕二騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、かなり遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のイザニコスに1馬身1/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月20日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上3勝クラスのシドニートロフィー（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は国分恭介騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に敗れた。

6月18日、中3週で迎えた13戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデG3のマーメイドステークス（阪神芝2000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって11着に敗れた。

10月28日、約4か月半の休養明けで迎えた14戦目は、3歳以上3勝クラスの魚沼ステークス（新潟芝2000m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（5戦1勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り7着に終わった。

12月3日、中4週で迎えた15戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの元町ステークス（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。17頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

5歳（2024年）

3月3日、約3か月の休養明けで迎えた16戦目は、4歳以上3勝クラスの関門橋ステークス（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（4戦2勝）。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

4月7日、中4週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのJRAウルトラプレミアムダイワスカーレットカップ（阪神芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず11着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのセンテニアル・パークステークス（京都芝1800m 外回り小雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は菱田裕二騎手（5戦2勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に終わった。

5月19日、中3週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上3勝クラスのパールステークス（京都芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（6戦2勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

6月15日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上3勝クラスの保津峡ステークス（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。