クラウンファイブ（1988年生、母カブトタタン）

クラウンファイブ（1988年3月5日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はサラブレッド系で、毛色は鹿毛。種牡馬のコウストンズクラウン（当時14歳）と交配したカブトタタンが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）武牧場。戦績は、中央平地14戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は1991年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

武平三厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1991年）

2月23日、デビュー戦は作田誠二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（中京ダート1700m 曇/良）に出走。馬体重は450kg。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳新馬（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で作田誠二騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では弾けるように疾駆したが、抜け出したメイショウリラを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

3月24日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で作田誠二騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、抜け出したシープレミアムを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月18日、中7週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で作田誠二騎手（3戦0勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

6月8日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で作田誠二騎手（4戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したアイノストロングに半馬身届かず2着に敗北した。

7月7日、中3週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で作田誠二騎手（5戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

8月10日、中4週で迎えた7戦目は、小島貞博騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグリンデルヴァリーに3馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

8月31日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の渡島特別（函館芝1800m 小雨/不良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手（1戦1勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた9戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の恵山特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

9月22日、連闘で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

11月16日、中7週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は作田誠二騎手（6戦0勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で作田誠二騎手（7戦0勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

4歳（1992年）

1月11日、中4週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で作田誠二騎手（8戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では出色の末脚を披露し、4着に入った。

1月25日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で作田誠二騎手（9戦0勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。