コトブキアンサー（1986年生、母ヒカルプリンスジヨ）

コトブキアンサー（1986年5月1日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーザンアンサー（当時20歳）と交配したヒカルプリンスジヨが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）北光牧場。戦績は、中央平地10戦1勝2着1回、地方32戦6勝2着3回。主な勝ち鞍は1988年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

崎山博樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1988年）

9月17日、デビュー戦は増井裕騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。前に出て、かなりのハイペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり13着に敗れた。

10月2日、中1週で迎えた2戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。先手を取る形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた3戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、シンゴーリキにクビ差交わされて2着に甘んじた。

10月29日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして、最後は2着のポートテーションをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

12月4日、中2週で迎えた6戦目は、3歳400万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永幹夫騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩みのないペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

12月25日、中2週で迎えた7戦目は、3歳400万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松永幹夫騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

3歳（1989年）

1月16日、中2週で迎えた8戦目は、4歳400万下の若菜賞（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は6戦連続で松永幹夫騎手（5戦1勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた9戦目は、東田幸男騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下の萌黄賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、苛烈なペースで馬群を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は減速してしまい16着に終わった。

3月4日、中3週で迎えた10戦目は、4歳400万下（阪神ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で東田幸男騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり7着に終わった。

6月26日、約4か月の休養明けで迎えた11戦目は、高砂哲二騎手を鞍上に迎えて、一般B（中津ダート1760m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた12戦目は、奥下一月騎手を鞍上に迎えて、一般B（中津ダート1760m 曇/重）に出走。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月16日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた13戦目は、石川浩文騎手を鞍上に迎えて、八面山賞（中津ダート1760m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた14戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、一般B（中津ダート1760m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月3日、中3週で迎えた15戦目は、矢野久美騎手を鞍上に迎えて、一般B（中津ダート1760m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4歳（1990年）

3月3日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた16戦目は、鷹野宏史騎手を鞍上に迎えて、一般C4-2（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月13日、中0週で迎えた17戦目は、一般C4-1（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鷹野宏史騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4月30日、中6週で迎えた18戦目は、一般C2-3（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鷹野宏史騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。3着を確保した。

5月27日、中3週で迎えた19戦目は、東原己俊騎手を鞍上に迎えて、一般C2-3（高知ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。3着を確保した。

6月5日、連闘で迎えた20戦目は、一般C2-3（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は鷹野宏史騎手（3戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に敗れた。

6月26日、中2週で迎えた21戦目は、かもめ特別（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は東原己俊騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。9着に敗れた。

7月9日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2-3（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は鷹野宏史騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のシローシーザーに3/4馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

8月5日、中3週で迎えた23戦目は、一般C1-2（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鷹野宏史騎手（5戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月2日、中3週で迎えた24戦目は、一般C1-3（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は東原己俊騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月20日、中6週で迎えた25戦目は、葛の葉特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東原己俊騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2-1（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東原己俊騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた27戦目は、一般C2-2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で東原己俊騎手（5戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月24日、中4週で迎えた28戦目は、清田義男騎手を鞍上に迎えて、一般C5-4（高知ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のハクサンラッキーに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5歳（1991年）

1月6日、中1週で迎えた29戦目は、一般C5-4（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で清田義男騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のフジノプログレスに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

1月19日、中1週で迎えた30戦目は、一般C5-1（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で清田義男騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のピックミーアップに2馬身半の差をつけて優勝

1月29日、中0週で迎えた31戦目は、一般C4-5（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で清田義男騎手（3戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のマンノキングに1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

2月24日、中3週で迎えた32戦目は、一般C4-4（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で清田義男騎手（4戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月16日、中2週で迎えた33戦目は、一般C4-3（高知ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で清田義男騎手（5戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4月21日、中4週で迎えた34戦目は、一般C4-1（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で清田義男騎手（6戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のオオフアイターに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月26日、中4週で迎えた35戦目は、一般C3-3（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で清田義男騎手（7戦5勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6月29日、中4週で迎えた36戦目は、蛍特別（高知ダート1300m 小雨/良）に出走。鞍上は9戦連続で清田義男騎手（8戦5勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月6日、連闘で迎えた37戦目は、一般C4-1（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で清田義男騎手（9戦5勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月10日、中4週で迎えた38戦目は、一般C3-2（高知ダート1300m 小雨/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で清田義男騎手（10戦5勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったフジノブレーブから1馬身差の2着となった。

9月1日、中2週で迎えた39戦目は、一般C3-2（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は鷹野宏史騎手（6戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったソウゴウジヨオウから1馬身半差の2着に敗北した。

10月1日、中3週で迎えた40戦目は、オパール特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鷹野宏史騎手（7戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったフィアリスドラゴンからアタマ差の2着となった。

11月6日、中4週で迎えた41戦目は、ひよどり特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鷹野宏史騎手（8戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月8日、中4週で迎えた42戦目は、一般C2-2（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は清田義男騎手（11戦5勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。