ブレイヴサウンド（2017年生、母ミネルバサウンド）

ブレイヴサウンド（2017年2月19日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「勇敢な＋音。母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のダイワメジャー（当時16歳）と交配したミネルバサウンドが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はタイヘイ牧場。主な勝ち鞍は2020年の一般C2十一。

経歴

デビュー前

1歳のとき、タイヘイ牧場から「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、ノルマンディーファームによって1,728万円で落札された。

ノルマンディーオーナーズクラブにて総額2,480万円（6.2万×400口）で一口馬主が募集された。

昆貢厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

6月23日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は484kg。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

3歳（2020年）

3月1日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/稍重）に出走。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

3月21日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に敗れた。

4月19日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は古川吉洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。

5月2日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

5月16日、中1週で迎えた6戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 雨/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。

6月6日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい14着に終わった。

8月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の鈴蘭高原賞（a）（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月1日、中9週で迎えた9戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のベアーズレターに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2021年）

8月16日、約9か月半の休養明けで迎えた10戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C3七八（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のワンモアデイを3/4馬身振り切って休み明けの一戦をモノにした。

9月8日、中2週で迎えた11戦目は、2003 ふるさとコーナー開設賞（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のスマイルジーニアスをクビ差振り切って1番人気に応えた。

9月22日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3一二（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦2勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたリヴァリーシップ決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

10月8日、中1週で迎えた13戦目は、一般C3一二（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田譲治騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したエルマスフエルテにアタマ差届かず2着に甘んじた。

12月6日、中7週で迎えた14戦目は、一般C2十二十三十四（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で和田譲治騎手（4戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

12月28日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2十一十二十三（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で和田譲治騎手（5戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5歳（2022年）

1月28日、中3週で迎えた16戦目は、一般C3一二（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で和田譲治騎手（6戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた17戦目は、吉井章騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

3月10日、中3週で迎えた18戦目は、一般C3一二三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井章騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は失速してしまい10着に敗れた。

3月31日、中2週で迎えた19戦目は、一般C3一二（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は和田譲治騎手（7戦2勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したタイムパワーにクビ差届かず2着となった。

4月18日、中2週で迎えた20戦目は、一般C2十三十四十五（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（8戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた21戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C2十三十四（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のタイムパワーに2馬身の差をつけて4勝目を挙げた。

5月23日、中1週で迎えた22戦目は、キングストン賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、フェアメーゲンに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

6月7日、中1週で迎えた23戦目は、プリンセス・メリー賞（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のオーシャンスケイプに2馬身の差をつけて5勝目を獲得した。

10月5日、約4か月の休み明けで迎えた24戦目は、世田谷うままち賞（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のスターソルジャーに1馬身1/4の差をつけて休み明け初戦を制した。

11月4日、中3週で迎えた25戦目は、一般C2二三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（4戦3勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

11月14日、中0週で迎えた26戦目は、ギムレット賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で矢野貴之騎手（5戦3勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったスターオブフェイスに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

6歳（2023年）

3月8日、約4か月の休養明けで迎えた27戦目は、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で矢野貴之騎手（6戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月30日、中2週で迎えた28戦目は、一般C2四五六（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で矢野貴之騎手（7戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は力尽きて12着に敗れた。

4月20日、中2週で迎えた29戦目は、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で矢野貴之騎手（8戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた30戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五六（大井ダート1400m 雨/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のように疾駆したが、勝ったハイパワーゼンカイにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

5月26日、中1週で迎えた31戦目は、一般C2二三四（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

6月30日、中4週で迎えた32戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、カイピリーニャ賞（大井ダート1400m 雨/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、シャークシャイニーにハナ差交わされて2着に甘んじた。

7月13日、中1週で迎えた33戦目は、マタドール賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

8月18日、中4週で迎えた34戦目は、R.クアトロ騎手を鞍上に迎えて、ワイン・クーラー賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

デビュー前

1歳のとき、タイヘイ牧場から「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、ノルマンディーファームによって1,728万円で落札された。

ノルマンディーオーナーズクラブにて総額2,480万円（6.2万×400口）で一口馬主が募集された。

松浦裕之厩舎（大井）へ入厩。

9月19日、中4週で迎えた35戦目は、あだワンCMグランプリ賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉井章騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、平均ペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

10月5日、中1週で迎えた36戦目は、一般C2五六（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井章騎手（3戦0勝）。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、最後はビューティフルベルと並んで4着同着となった。

7歳（2024年）

1月23日、約3か月半の休み明けで迎えた37戦目は、一般C2十三十四（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井章騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

2月13日、中2週で迎えた38戦目は、一般C2十五十六（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉井章騎手（5戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフさで最後まで敢闘したが、伸びてきたグリーンフラッシュ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

2月27日、中1週で迎えた39戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二十三（大井ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

3月19日、中2週で迎えた40戦目は、一般C2十三十四（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は吉井章騎手（6戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず14着に敗れた。

4月23日、中4週で迎えた41戦目は、一般C2十一十二（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉井章騎手（7戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。