キングオブコルド（1987年生、母ミスコンコルド）

キングオブコルド（1987年4月4日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のスーパーソロン（当時6歳）と交配したミスコンコルドが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は宮本厚志。戦績は、中央平地22戦2勝2着3回、地方3戦0勝。主な勝ち鞍は1990年のアラ系4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

日迫良一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1989年）

6月24日、デビュー戦は村本善之騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（中京ダート1000m 雨/不良）に出走。馬体重は444kg。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

7月8日、中1週で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

7月22日、中1週で迎えた3戦目は、栗田伸一騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（小倉芝1000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったアインセレナーデに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

8月5日、中1週で迎えた4戦目は、アラ系3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で栗田伸一騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

8月12日、連闘で迎えた5戦目は、アラ系3歳未勝利（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で栗田伸一騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るルールユウを異次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月26日、中1週で迎えた6戦目は、2歳オープンのアラブ3歳特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で栗田伸一騎手（3戦1勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

10月15日、中6週で迎えた7戦目は、国兼正浩騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳300万下のアラブ3歳特別（福島芝1700m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた8戦目は、アラ系3歳300万下（福島芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で国兼正浩騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず3着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた9戦目は、アラ系3歳300万下（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で国兼正浩騎手（2戦0勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり3着に敗れた。

12月9日、中2週で迎えた10戦目は、アラ系3歳300万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で国兼正浩騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、勝ったビッグママに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

3歳（1990年）

1月7日、中3週で迎えた11戦目は、アラ系4歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は栗田伸一騎手（4戦1勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

1月15日、連闘で迎えた12戦目は、アラ系4歳以上400万下（京都ダート1200m 晴/良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で栗田伸一騎手（5戦1勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた13戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上400万下のアラブ特別（小倉芝1200m 曇/良）に55kgの斤量を背負って出走。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入った。

2月4日、連闘で迎えた14戦目は、アラ系4歳以上400万下（小倉芝2000m 曇/重）に54kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた15戦目は、アラ系4歳以上400万下（小倉芝1800m 曇/良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は村本善之騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るトキノリバティーを凄まじい末脚でアタマ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

3月4日、中1週で迎えた16戦目は、松田幸春騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上700万下（中京ダート1700m 晴/重）に55kgの斤量を背負って出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた17戦目は、アラ系4歳以上700万下（中京ダート1700m 晴/良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は村本善之騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

3月25日、連闘で迎えた18戦目は、ハンデ戦でオープンのアラブスプリントステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は千田輝彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

4月7日、中1週で迎えた19戦目は、アラ系4歳以上オープン（阪神ダート1800m 曇/稍重）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は村本善之騎手（4戦1勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた20戦目は、吉沢宗一騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上700万下（福島芝1200m 雨/稍重）に55kgの斤量を背負って出走。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、5着に入り込んだ。

5月4日、中1週で迎えた21戦目は、アラ系4歳以上700万下のアラブ特別（福島芝1800m 小雨/良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で吉沢宗一騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したカガミヤマを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月30日、約5か月の休養明けで迎えた22戦目は、上野清章騎手を鞍上に迎えて、常葉ステークス（福島芝1700m 雨/良）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

4歳（1991年）

7月1日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、大分県馬主会長賞特別（中津ダート1760m 曇/不良）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月28日、中3週で迎えた24戦目は、アラ系一般B（中津ダート1760m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中西達也騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月16日、中2週で迎えた25戦目は、アラ系一般B（中津ダート1760m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中西達也騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。