ハリオアマツバメ（2017年生、母フューチャーセイル）

ハリオアマツバメ（2017年3月16日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のフリオーソ（当時13歳）と交配したフューチャーセイルが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はゼットステーブル。2020年の園田クイーンセレクション(牝地方重賞)で2着に入った他、2021年のDASH観音寺新建屋オープン記念(B1)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

諏訪貴正厩舎（園田）へ入厩。

2歳（2019年）

10月4日、デビュー戦は吉村智洋騎手を鞍上に据えて、2歳（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。馬体重は503kg。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のポリバレントに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月24日、中2週で迎えた2戦目は、2歳（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい7着に敗れた。

11月21日、中3週で迎えた3戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、2歳（園田ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のチェリースノーに1馬身3/4の差をつけて圧倒的人気に応えた。

12月11日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、2歳戦のアッパートライ（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のスーパーローズに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

3歳（2020年）

1月9日、中3週で迎えた5戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞の園田クイーンセレクション（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったステラモナークに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

2月19日、中5週で迎えた6戦目は、3歳地方重賞の園田ユースカップ（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は田中学騎手（2戦2勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

7月9日、約4か月半の休養明けで迎えた7戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/不良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、エイシントカチに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

7月31日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/不良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では逸出した伸びを見せたが、勝ったゴッドバローズにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

8月21日、中2週で迎えた9戦目は、クレマチス賞（園田ダート1400m 曇/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のホウオウソルジャーを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

10月14日、中7週で迎えた10戦目は、南あわじ市ゆめるん特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（6戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪脚を炸裂させて、最後は2着のユメタイザンをクビ差振り切って5勝目を挙げた。

11月5日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中学騎手（7戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、勝ったモズファヴォリートにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

11月26日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田中学騎手（8戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたマイティバローズ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

12月16日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上B2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で田中学騎手（9戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るカレンエクスカリバを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて制した。

4歳（2021年）

1月7日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で田中学騎手（10戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったヴェルジェーズを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

7月9日、約6か月の休み明けで迎えた15戦目は、3歳以上B2（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で田中学騎手（11戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、伸びてきたスマートオーブ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

7月29日、中2週で迎えた16戦目は、丹波篠山デカンショ特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で田中学騎手（12戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るペルチャンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

8月20日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上B1（園田ダート1230m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で田中学騎手（13戦6勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず3着に敗れた。

9月10日、中2週で迎えた18戦目は、DASH観音寺新建屋オープン記念（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で田中学騎手（14戦6勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が振るわず3着に敗れた。

9月29日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上B1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で田中学騎手（15戦6勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のイチゴチャンに2馬身半の差をつけてファンの高評価に応えた。

10月22日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上B1（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で田中学騎手（16戦7勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月11日、中2週で迎えた21戦目は、香美町松葉ガニ特別（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は16戦連続で田中学騎手（17戦7勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

12月2日、中2週で迎えた22戦目は、揖保川特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で田中学騎手（18戦7勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

5歳（2022年）

1月4日、中4週で迎えた23戦目は、福寿草特別（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は18戦連続で田中学騎手（19戦7勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

1月19日、中1週で迎えた24戦目は、夢前川特別（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は19戦連続で田中学騎手（20戦7勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

2月17日、中3週で迎えた25戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、兵庫馬事畜産特別（姫路ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

6月8日、約3か月半の休み明けで迎えた26戦目は、兵庫馬事畜産特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（21戦7勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

6月29日、中2週で迎えた27戦目は、桜桃特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（22戦7勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったバルボアに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

7月27日、中3週で迎えた28戦目は、丹波篠山牛特別（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（23戦7勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた29戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、園田サマーダッシュ（園田ダート820m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

9月1日、中2週で迎えた30戦目は、3歳以上B1 B2（園田ダート820m 雨/不良）に出走。鞍上は田中学騎手（24戦7勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

9月21日、中2週で迎えた31戦目は、全農パールライス50周年杯（園田ダート820m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（25戦7勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るダウンタウンスピカを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて9勝目をつかんだ。

10月19日、中3週で迎えた32戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A2 B1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた33戦目は、3歳以上A1 A2（園田ダート1230m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で廣瀬航騎手（1戦0勝）。5頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた34戦目は、鳥取のおいしい畜産物特別（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で廣瀬航騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

12月8日、中2週で迎えた35戦目は、3歳以上A2 B1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（26戦8勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に終わった。

12月31日、中2週で迎えた36戦目は、A2B1 3歳以上特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（27戦8勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず最後はヒロシゲサンライズと並んで6着同着となった。

6歳（2023年）

1月19日、中2週で迎えた37戦目は、4歳以上A2（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（28戦8勝）。6頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り4着に終わった。

2月15日、中3週で迎えた38戦目は、DASH福山駅前特別（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は鴨宮祥行騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に終わった。

3月8日、中2週で迎えた39戦目は、4歳以上A2 B1（姫路ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鴨宮祥行騎手（2戦0勝）。6頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って6着に終わった。

3月31日、中2週で迎えた40戦目は、日本トーター杯（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鴨宮祥行騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は力尽きて11着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた41戦目は、卯月特別（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で鴨宮祥行騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい7着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた42戦目は、薫風特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は田中学騎手（29戦8勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

デビュー前

諏訪貴正厩舎（兵庫）へ入厩。

5月26日、デビュー戦は鴨宮祥行騎手を鞍上に据えて、4歳以上B1（園田ダート1230m 曇/良）に出走。7頭立ての3番ゲートからスタート。競走除外となった。

6月15日、中4週で迎えた43戦目は、濱尚美騎手を鞍上に迎えて、水無月特別（園田ダート1230m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。