ヤマノピクシー（1999年生、母クインオブヤング）

ヤマノピクシー（1999年3月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のフサイチコンコルド（当時6歳）と交配したクインオブヤングが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタッド。戦績は、中央平地18戦2勝。主な勝ち鞍は2002年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、岡田スタッドから「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、ビッグレッドファームによって262.5万円で落札された。

土田稔厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2001年）

12月15日、デビュー戦は小林淳一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は494kg。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露したが、4着に終わった。

12月22日、連闘で迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のオランジュリーをハナ差振り切って初白星を挙げた。

3歳（2002年）

1月7日、中1週で迎えた3戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのジュニアカップ（東京芝1600m 曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた4戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の若竹賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では最後まで息が続かず15着に終わった。

4月14日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から22kg減らして迎えた5戦目は、3歳500万下の山藤賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

4月21日、連闘で迎えた6戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（東京芝1400m 雨/良）に出走。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず13着に終わった。

6月2日、中5週で迎えた7戦目は、3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。17頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は吉田豊騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のグローリーティアラに1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

7月21日、中4週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の岩室特別（新潟ダート1200m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（3戦1勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、最後はシャドーレイと並んで4着同着となった。

8月25日、中4週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の妙高特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（4戦1勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

9月29日、中4週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の水上特別（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（5戦1勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に敗れた。

10月6日、連闘で迎えた12戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚が冴えず10着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた13戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の内房特別（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

4歳（2003年）

3月15日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の鈴鹿特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

7月27日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた15戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。

8月16日、中2週で迎えた16戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は減速してしまい15着に敗れた。

11月16日、約3か月の休養明けで迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず15着に終わった。