ヤングギャロップ（1989年生、母センシユースピード）

ヤングギャロップ（1989年4月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のギャロップダイナ（当時9歳）と交配したセンシユースピードが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は海馬澤誠治。戦績は、中央平地28戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は1993年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

北橋修二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1991年）

8月11日、デビュー戦は加用正騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（小倉芝1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は482kg。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

3歳（1992年）

4月19日、約8か月半の休養明けで迎えた2戦目は、松永昌博騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい13着に敗れた。

5月2日、中1週で迎えた3戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

5月23日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は松永昌博騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着を確保した。

6月20日、中3週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（2戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のムーンライトウェイに4馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

7月5日、中1週で迎えた6戦目は、4歳500万下のえのき賞（中京芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永昌博騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

7月26日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永昌博騎手（4戦1勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月9日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1000m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で松永昌博騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月29日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取る形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、テルノキクヒメに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

4歳（1993年）

4月17日、約7か月半の休養明けで迎えた10戦目は、菊沢隆仁騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず12着に敗れた。

9月25日、約5か月半の休み明けで迎えた11戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は松永昌博騎手（6戦1勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた12戦目は、上野清章騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の岩谷特別（福島芝1000m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

10月30日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の相馬特別（福島芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で上野清章騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた14戦目は、日吉正和騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1200m 雨/重）に出走。17頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したオオシマソフィーにクビ差届かず2着となった。

11月28日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中京芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で日吉正和騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のトウカイマルスをクビ差振り切って久々に勝利を挙げた。

12月12日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の長篠特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で日吉正和騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

12月19日、連闘で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で日吉正和騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に敗れた。

5歳（1994年）

2月13日、中7週で迎えた18戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝1000m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったニットウロイヤルを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

2月27日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下の沖の島特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

3月12日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1000m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田島信行騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた21戦目は、小屋敷昭騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。

4月23日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた22戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（新潟芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は上野清章騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のアップルガールをクビ差振り切って3勝目を掴み取った。

5月22日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた23戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の湘南特別（東京芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい11着に敗れた。

6月5日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り6着に終わった。

6月26日、中2週で迎えた25戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中京芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、後続との差を5馬身以上保って、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って7着に敗れた。

7月17日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上900万下の雲仙特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松永昌博騎手（7戦1勝）。17頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

8月7日、中2週で迎えた27戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の有明特別（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

9月3日、中3週で迎えた28戦目は、4歳以上900万下の耶馬渓特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。