スクープトウショウ（2003年生、母ダーリントウショウ）

スクープトウショウ（2003年4月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「スクープする＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のサニーブライアン（当時9歳）と交配したダーリントウショウが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はトウショウ産業（株）トウショウ牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方27戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2007年のあざみ特別(一般B1-1)。

経歴

デビュー前

奥平雅士厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

2月11日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

4月9日、中4週で迎えた3戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取り、息の入らないペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

7月31日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた4戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のエメラルド賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

10月1日、中8週で迎えた5戦目は、L.イネス騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

10月28日、中3週で迎えた6戦目は、高橋智大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

12月10日、中5週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋智大騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

4歳（2007年）

1月24日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、渡瀬和幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上D1二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカツダリアに7馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月8日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上C6二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡瀬和幸騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたトサノシーロ決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

3月1日、中2週で迎えた10戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C5二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のマリンハーバーをアタマ差振り切って2勝目をマークした。

4月8日、中4週で迎えた11戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、一般B1-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

5月5日、中3週で迎えた12戦目は、一般B1-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた13戦目は、しゃくなげ特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のフェスティブドパリに1馬身の差をつけて優勝

6月3日、中1週で迎えた14戦目は、あざみ特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田晃浩騎手（3戦1勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るスクデットキングを上がり0位の末脚で半馬身差し切って勝利を手に入れた。

6月18日、中1週で迎えた15戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、あじさい特別（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

7月16日、中3週で迎えた16戦目は、べにばな特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

10月21日、約3か月の休み明けで迎えた17戦目は、片町金劇・らうんじ燿杯（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（2戦0勝）。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを3番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず3着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた18戦目は、一般B1-2（金沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（4戦2勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた19戦目は、オトギリソウ特別（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は米倉知騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

12月3日、中1週で迎えた20戦目は、陽南ちゃん3歳誕生日記念（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（4戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた21戦目は、じんちょうげ特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（5戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく5着に終わった。

5歳（2008年）

3月31日、約3か月半の休養明けで迎えた22戦目は、夕日がきれいな町能登志賀杯（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

4月14日、中1週で迎えた23戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、一般B2-2（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

4月28日、中1週で迎えた24戦目は、一般B2-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（6戦2勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、シルクコンプリートに交わされて3馬身差の2着となった。

5月6日、連闘で迎えた25戦目は、やえざくら特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（7戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた26戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、JT杯（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

6月1日、中1週で迎えた27戦目は、一般B2-2（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（8戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず4着に敗れた。

6月15日、中1週で迎えた28戦目は、チョイス杯（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（9戦2勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

7月13日、中3週で迎えた29戦目は、えぞぎく特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は米倉知騎手（6戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスンダールを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って勝利をモノにする

8月11日、中3週で迎えた30戦目は、百日紅特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（7戦1勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた31戦目は、ふよう特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（10戦2勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に終わった。

9月22日、中3週で迎えた32戦目は、石川県畜産協会長賞（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は畑中信司騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

10月7日、中1週で迎えた33戦目は、楽天競馬特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（11戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手が足りず4着に敗れた。