シーズンズベスト（2007年生、母シーズアン）

シーズンズベスト（2007年4月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「今季最高成績」。毛色は青鹿毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時7歳）と交配したシーズアンが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地14戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2010年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

12歳のとき、ノーザンファームから「ノーザンファーム繁殖牝馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、吉木伸彦によって440万円で落札された。

キャロットクラブにて総額2,400万円（6万×400口）で一口馬主が募集された。

藤沢和雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

8月15日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るスズカイルマンを強烈な末脚でハナ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

3歳（2010年）

5月23日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた2戦目は、牝馬限定3歳500万下のカーネーションカップ（東京芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦1勝）。18頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

11月1日、約5か月の休養明けで迎えた4戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京芝1600m 曇/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月20日、中2週で迎えた5戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして、最後は2着のアースステップに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月18日、中3週で迎えた6戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳（2011年）

6月4日、約5か月半の休養明けで迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の江の島特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（3戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

6月18日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（中山芝1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実な伸びを見せたが、フェデラリストに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

7月10日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の織姫賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（2戦1勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

10月15日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上500万下（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、ヒカルハナミチに交わされて3馬身半差の2着に敗北した。

10月30日、中1週で迎えた11戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の海老ヶ瀬特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったノーブルディードにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月12日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は横山典弘騎手（5戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

5歳（2012年）

8月5日、約9か月の休養明けで迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（6戦1勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて、最後は2着のビーチパレードに1馬身半の差をつけて久々の実戦を物にした。

8月19日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の札幌スポニチ賞（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（7戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。