マイネルマサル（1984年生、母ヘヴンリーヴイジヨン）

マイネルマサル（1984年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のモンテプリンス（当時7歳）と交配したヘヴンリーヴイジヨンが21歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）木田牧場。戦績は、中央平地20戦2勝2着2回、中央障害4戦1勝。主な勝ち鞍は1988年の渥美特別(400万下)。

経歴

デビュー前

中村均厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1986年）

11月23日、デビュー戦は安田隆行騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

12月13日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のダイナカーペンターをハナ差振り切って初白星を挙げた。

3歳（1987年）

1月11日、中3週で迎えた3戦目は、4歳400万下の若竹賞（京都ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で安田隆行騎手（2戦1勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

1月31日、中2週で迎えた4戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下のつばき賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に敗れた。

2月22日、中2週で迎えた5戦目は、4歳400万下のくすのき賞（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は安田隆行騎手（3戦1勝）。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

3月14日、中2週で迎えた6戦目は、4歳400万下のふきのとう特別（中京芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

3月28日、中1週で迎えた7戦目は、4歳400万下のフリージア賞（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田隆行騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

4月26日、中3週で迎えた8戦目は、4歳400万下（京都芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で安田隆行騎手（6戦1勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

5月10日、中1週で迎えた9戦目は、4歳400万下のたちばな賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安田隆行騎手（7戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく4着に敗れた。

5月23日、中1週で迎えた10戦目は、4歳400万下（阪神芝2000m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で安田隆行騎手（8戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、勝ったプレイガイドバードにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

6月14日、中2週で迎えた11戦目は、4歳400万下のかきつばた賞（阪神芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で安田隆行騎手（9戦1勝）。6頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

7月12日、中3週で迎えた12戦目は、4歳400万下（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で安田隆行騎手（10戦1勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月19日、約5か月半の休み明けで迎えた13戦目は、秋山忠一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に敗れた。

4歳（1988年）

1月16日、中3週で迎えた14戦目は、5歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は安田隆行騎手（11戦1勝）。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上400万下の遠賀川特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（12戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月6日、連闘で迎えた16戦目は、5歳以上400万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田隆行騎手（13戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ダイナロイターに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

2月20日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上400万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で安田隆行騎手（14戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

3月6日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上400万下の渥美特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安田隆行騎手（15戦1勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るマックスワンダーを豪快な末脚でハナ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

3月19日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の関ケ原特別（中京芝2500m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で安田隆行騎手（16戦2勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

4月2日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下の白鷺特別（阪神芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で安田隆行騎手（17戦2勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

5歳（1989年）

5月27日、約14か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた21戦目は、成田均騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月17日、中2週で迎えた22戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で成田均騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた23戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で成田均騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月23日、中2週で迎えた24戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で成田均騎手（3戦0勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のカシワクオーツに3馬身半の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。