サムライスピリット（2002年生、母フェザーカット）

サムライスピリット（2002年5月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「侍＋魂。内国産（武士）の魂を見せてほしい」。毛色は栗毛。種牡馬のシルクジャスティス（当時8歳）と交配したフェザーカットが18歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ナカノファーム。戦績は、中央平地9戦0勝、地方20戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2007年の一般C2三アイ。

経歴

デビュー前

ターファイトクラブにて総額1,000万円（10万×100口）で一口馬主が募集された。

星野忍厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2005年）

2月6日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は426kg。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず11着に終わった。

2月26日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

3月19日、中2週で迎えた3戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

6月5日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から22kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は江田照男騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい11着に終わった。

6月25日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（3戦0勝）。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

7月30日、中4週で迎えた6戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では閃光の如き末脚を披露し、3着に入った。

8月13日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

9月4日、中2週で迎えた8戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月24日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

11月22日、中7週で迎えた10戦目は、本多正賢騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

12月13日、中2週で迎えた11戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したアルダーマンを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2006年）

1月13日、中3週で迎えた12戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るタケデンゴーストを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

2月16日、中4週で迎えた13戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、一般C2四ア（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

2月23日、連闘で迎えた14戦目は、一般C2七八九（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は本多正賢騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

6月7日、約3か月半の休養明けで迎えた15戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

6月28日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、一般C2九十（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のコブシヲニギレに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

7月12日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2六七（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るリュウファーストを交わし去り、最後は2馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

7月25日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2二アイ（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

8月14日、中2週で迎えた19戦目は、港区特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で真島大輔騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、4着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた20戦目は、小石川特別（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で真島大輔騎手（5戦2勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。競走中止となった。

5歳（2007年）

2月15日、約5か月半の休養明けで迎えた21戦目は、一般C2-11 12 13（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で真島大輔騎手（6戦2勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

3月9日、中2週で迎えた22戦目は、一般C2四アイ（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で真島大輔騎手（7戦2勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月5日、中3週で迎えた23戦目は、一般C2四アイ（船橋ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で真島大輔騎手（8戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

7月27日、約4か月の休養明けで迎えた24戦目は、一般C2三アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で真島大輔騎手（9戦2勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したキスミートゥナイトに半馬身届かず2着となった。

8月17日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた25戦目は、一般C2九十（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で真島大輔騎手（10戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のインカントに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

9月27日、中5週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた26戦目は、一般C2三アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で真島大輔騎手（11戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のニイタカファイブに2馬身の差をつけて制した。

10月22日、中3週で迎えた27戦目は、一般C2二アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で真島大輔騎手（12戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では弾けるような伸びで猛進したが、ノーストーチに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

11月8日、中1週で迎えた28戦目は、疾風特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で真島大輔騎手（13戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

6歳（2008年）

4月4日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた29戦目は、一般C2四アイ（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で真島大輔騎手（14戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。