ダルダヌス（2019年生、母Thetis）

ダルダヌス（2019年2月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ギリシャ神話に登場する人物名。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のDutch Art（当時15歳）と交配したThetisが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は(有)社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2022年のシクラメン特別(一般B42 C11)。

経歴

デビュー前

尾関知人厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

10月17日、デビュー戦は斎藤新騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1200m 曇/重）に出走。馬体重は522kg。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

3歳（2022年）

1月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したビップソリオにハナ差届かず2着となった。

1月22日、中1週で迎えた3戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、3着に終わった。

2月13日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、抜け出したニシノアンドレアを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

10月6日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、シュウメイギク特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、ドリームビリーバーに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

10月20日、中1週で迎えた6戦目は、SPAT4ならお得に貯まる特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るココシルフィードを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月1日、中1週で迎えた7戦目は、シクラメン特別（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で落合玄太騎手（2戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアマクミナイデヨに7馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4歳（2023年）

1月8日、中9週で迎えた8戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に58kgの斤量を背負って出走。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るトーセンニックを上がり3位の末脚でクビ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

2月5日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では天賦の負けじ心を発揮してゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

5月28日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

9月17日、約3か月半の休養明けで迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラスの浦安特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、ぐいぐいと末脚を伸ばして、最後は2着のレイテントロアーに1馬身半の差をつけて4勝目をマークした。