ココシルフィード（2019年生、母ココナッツパルム）

ココシルフィード（2019年4月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「母名より+風の妖精シルフィードの様に草原を駆け抜ける姿をイメージ」。毛色は栗毛。種牡馬のモーリス（当時8歳）と交配したココナッツパルムが14歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は木下牧場。主な勝ち鞍は2023年の3歳以上C2。

経歴

デビュー前

1歳のとき、木下牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ノルマンディーファームによって1,155万円で落札された。

ノルマンディーオーナーズクラブにて総額1,720万円（4.3万×400口）で一口馬主が募集された。

奥村豊厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2022年）

3月6日、デビュー戦は藤懸貴志騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

3月26日、中2週で迎えた2戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 雨/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、勝ったモズリッキーにねじ伏せられて8馬身差の2着に敗北した。

5月14日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で松本大輝騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい7着に敗れた。

5月29日、中1週で迎えた4戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、トランキリテに交わされて3馬身半差の2着となった。

6月11日、中1週で迎えた5戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

8月13日、中8週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

9月3日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

2022年9月7日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

10月20日、中6週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた8戦目は、小野楓馬騎手を鞍上に迎えて、SPAT4ならお得に貯まる特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、ダルダヌスに交わされて6馬身差の2着に敗北した。

11月2日、中1週で迎えた9戦目は、サフラン特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小野楓馬騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

12月6日、中4週で迎えた10戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート820m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

12月29日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた11戦目は、C1 3歳以上特別（園田ダート820m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦健太騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

4歳（2023年）

1月31日、中4週で馬体重を前走からさらに11kg減らして迎えた12戦目は、ロウバイ賞（姫路ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で杉浦健太騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

デビュー前

1歳のとき、木下牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ノルマンディーファームによって1,155万円で落札された。

ノルマンディーオーナーズクラブにて総額1,720万円（4.3万×400口）で一口馬主が募集された。

飯田良弘厩舎（兵庫）へ入厩。

4月11日、デビュー戦は杉浦健太騎手を鞍上に据えて、4歳以上C1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。10頭立ての9番ゲートからスタート。競走除外となった。

7月12日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から37kg戻して迎えた13戦目は、3歳以上C2（園田ダート820m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で杉浦健太騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のバクレツマホウに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月2日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上C1（園田ダート820m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で杉浦健太騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のウポポイに1馬身半の差をつけてファンの支持に応えた。