チカノパワー（1985年生、母シユツラン）

チカノパワー（1985年3月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のナイスダンサー（当時16歳）と交配したシユツランが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）槇本牧場。戦績は、中央平地5戦1勝2着1回。1987年の函館3歳ステークス(G3)で2着に入った他、1987年の京都3歳ステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

新川恵厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1987年）

9月13日、デビュー戦は柴田光陽騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は424kg。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のリキサンソロンをハナ差振り切って初白星を挙げた。

9月27日、中1週で迎えた2戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の函館3歳ステークス（函館芝1200m 曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったディクターランドに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

11月28日、中8週で迎えた3戦目は、2歳オープンの京都3歳ステークス（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は柴田光陽騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

3歳（1988年）

1月10日、中5週で迎えた4戦目は、飯田明弘騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のシンザン記念（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

2月6日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳オープンのエルフィンステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は柴田光陽騎手（2戦1勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。