ユイノシンドバッド（2015年生、母マドリガルスコア）

ユイノシンドバッド（2015年3月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+物語の登場人物」。毛色は青鹿毛。種牡馬のモンテロッソ（当時8歳）と交配したマドリガルスコアが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は下河辺牧場。主な勝ち鞍は2018年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

竹内正洋厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

7月2日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は492kg。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

7月23日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

9月23日、中8週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のトーセンヴィータに2馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

10月14日、中2週で迎えた4戦目は、2歳500万下のプラタナス賞（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（3戦1勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい7着に終わった。

11月18日、中4週で迎えた5戦目は、A.アッゼニ騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のもちの木賞（京都ダート1800m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた6戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の樅の木賞（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に敗れた。

3歳（2018年）

3月3日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、F.ミナリク騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、4着に終わった。

3月24日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でF.ミナリク騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

5月19日、中7週で迎えた9戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着を確保した。

6月3日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長岡禎仁騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入った。

6月17日、中1週で迎えた11戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の町田特別（東京芝2400m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって8着に終わった。

10月6日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、3歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/稍重）に出走。鞍上は長岡禎仁騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

10月27日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート2500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で長岡禎仁騎手（3戦0勝）。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアドラメレクを目の覚めるような末脚でハナ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

12月16日、中6週で馬体重を前走から24kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の香取特別（中山ダート2400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で長岡禎仁騎手（4戦1勝）。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

4歳（2019年）

1月12日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下の成田特別（中山ダート2400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で長岡禎仁騎手（5戦1勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい10着に終わった。

3月31日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月25日、中7週で迎えた17戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で大江原圭騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったカスタネアエメから7馬身差の2着に敗北した。

6月15日、中2週で迎えた18戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 雨）に出走。鞍上は3戦連続で大江原圭騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月28日、約3か月半の休養明けで迎えた19戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で大江原圭騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月27日、中3週で迎えた20戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で大江原圭騎手（4戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。5着に終わった。

5歳（2020年）

1月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝2880m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で大江原圭騎手（5戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。最後は、2着のフォワードカフェをハナ差制して先頭ゴールを果たした。

2月29日、中6週で迎えた22戦目は、春麗ジャンプステークス（中山障害芝3200m 外→内晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で大江原圭騎手（6戦1勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月18日、中6週で迎えた23戦目は、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り雨/不良）に63kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は8戦連続で大江原圭騎手（7戦1勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。