トーセンヴィータ（2015年生、母トーセンフリージア）

トーセンヴィータ（2015年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+人生、命(伊)」。毛色は青鹿毛。種牡馬のトーセンホマレボシ（当時6歳）と交配したトーセンフリージアが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は有限会社エスティファーム。主な勝ち鞍は2019年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

古賀慎明厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

7月16日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は514kg。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

9月2日、中6週で迎えた2戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月23日、中2週で迎えた3戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、勝ったユイノシンドバッドに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

10月15日、中2週で迎えた4戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、モリトユウブにハナ差交わされて2着に甘んじた。

11月4日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったエンパイアミライを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

12月16日、中5週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、コスモロブロイに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月23日、連闘で迎えた7戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

3歳（2018年）

2月12日、中6週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

3月11日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（5戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るゲンパチカイナルを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

4月8日、中3週で迎えた10戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

5月5日、中3週で迎えた11戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのプリンシパルステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

6月30日、中7週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

7月15日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、伸びてきたキングスヴァリュー決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

9月16日、中8週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

9月29日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で北村宏司騎手（5戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は失速してしまい9着に敗れた。

11月10日、中5週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は木幡初也騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き13着に敗れた。

12月8日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は北村宏司騎手（6戦0勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

4歳（2019年）

2月2日、中7週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（7戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、伸びてきたミッキーボニータ決め手に屈してクビ差の2着となった。

3月30日、中7週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（6戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、最後はジェイエルノブレスと並んで4着同着となった。

4月20日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（7戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のファイティングスピリットで最後まで踏ん張ったが、伸びてきたラスティユース決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

5月5日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（8戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったサンチェサピークにねじ伏せられて5馬身差の2着に敗北した。

5月25日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（9戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジリジリと前との差を詰めて、最後は2着のクワトロダッシュをクビ差振り切って勝利をモノにする

10月20日、約5か月の休養明けで迎えた23戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（10戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

11月23日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見事な伸び脚を見せたが、勝ったフィールザファラオにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

12月8日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた25戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの浜名湖特別（中京ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

5歳（2020年）

2月8日、中8週で迎えた26戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は武藤雅騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

3月1日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

5月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた28戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で武藤雅騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

6月28日、中5週で迎えた29戦目は、3歳以上2勝クラスの日野特別（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（11戦2勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、伸びてきたグトルフォス決め手に屈して半馬身差の2着となった。

10月24日、約4か月の休養明けで迎えた30戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（12戦2勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

6歳（2021年）

2月6日、約3か月半の休み明けで迎えた31戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（13戦2勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が上がってしまい14着に敗れた。

11月28日、約10か月の休み明けで迎えた32戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスのアプローズ賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（14戦2勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

2021年12月9日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。