モガミヨンイチ（1986年生、母マリーファイブ）

モガミヨンイチ（1986年3月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のアーテイアス（当時12歳）と交配したマリーファイブが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）沖田牧場。戦績は、中央平地14戦1勝2着2回、地方27戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は1989年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

今津福松厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1989年）

4月23日、デビュー戦は田中清隆騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳未勝利（東京芝1600m 雨/良）に出走。馬体重は440kg。17頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、5着を確保した。

5月14日、中2週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で田中清隆騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたカラテキッド決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

6月3日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中清隆騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のニッポーミデオンをアタマ差振り切って未勝利戦を制した。

6月25日、中2週で迎えた4戦目は、4歳400万下のあさがお賞（新潟芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で田中清隆騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、勝ったロージットレターにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

8月6日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、4歳以上400万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で田中清隆騎手（4戦1勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

10月8日、中8週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた6戦目は、鈴木寿騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上400万下の勿来特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はタレてしまい6着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は田中清隆騎手（5戦1勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

11月12日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中清隆騎手（6戦1勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

12月3日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上400万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中清隆騎手（7戦1勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

4歳（1990年）

1月15日、中5週で迎えた10戦目は、東信二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

2月4日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で東信二騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に敗れた。

3月4日、中3週で迎えた12戦目は、関口睦介騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

4月1日、中3週で迎えた13戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

4月21日、中2週で迎えた14戦目は、沢昭典騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京芝1400m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後はタレてしまい16着に終わった。

10月9日、約5か月半の休み明けで迎えた15戦目は、広森久雄騎手を鞍上に迎えて、襟裳岬特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。11着に終わった。

10月18日、連闘で迎えた16戦目は、ニッポンハム特別（函館(地)ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で広森久雄騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた17戦目は、臥牛山特別（函館(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で広森久雄騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた18戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、奥尻特別（函館(地)ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

5歳（1991年）

7月2日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた19戦目は、川島雅人騎手を鞍上に迎えて、天人峡特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。11着に終わった。

7月10日、連闘で迎えた20戦目は、神楽岡特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は広森久雄騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた21戦目は、利尻特別（旭川ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で広森久雄騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月7日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた22戦目は、月形特別（岩見沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で広森久雄騎手（5戦0勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。4着を確保した。

8月21日、中1週で迎えた23戦目は、村上正和騎手を鞍上に迎えて、桂沢湖特別（岩見沢ダート1500m 雨/不良）に出走。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月3日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた24戦目は、千葉津代士騎手を鞍上に迎えて、桑園特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月30日、中3週で迎えた25戦目は、駒場特別（函館(地)ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は広森久雄騎手（6戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月8日、連闘で迎えた26戦目は、漁火特別（函館(地)ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で広森久雄騎手（7戦0勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。11着に終わった。

6歳（1992年）

1月4日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた27戦目は、丸山侯彦騎手を鞍上に迎えて、一般B2（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

1月18日、中1週で迎えた28戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、一般B1 B2（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったキリフラッグから2馬身差の2着に敗北した。

1月29日、中1週で迎えた29戦目は、一般B2（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は丸山侯彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

2月19日、中2週で迎えた30戦目は、一般B1 B2（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山侯彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

3月4日、中1週で迎えた31戦目は、金井正幸騎手を鞍上に迎えて、一般B2（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月4日、中3週で迎えた32戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のダーリングパスタに4馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

4月11日、連闘で迎えた33戦目は、一般（水沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったイワブルワイドから半馬身差の2着に敗北した。

4月25日、中1週で迎えた34戦目は、千葉優騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のドンファンに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月10日、中1週で迎えた35戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のムレチドリに5馬身の差をつけて4勝目を挙げた。

5月17日、連闘で迎えた36戦目は、一般（盛岡ダート1420m 晴/重）に出走。鞍上は千葉優騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6月29日、中5週で迎えた37戦目は、一般（水沢ダート1420m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千葉優騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったサラエンプレスから1馬身半差の2着に敗北した。

7月12日、中1週で迎えた38戦目は、一般（水沢ダート1420m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で千葉優騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7歳（1993年）

5月3日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた39戦目は、三浦誠騎手を鞍上に迎えて、一般D1ロ（上山ダート1500m 曇/重）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

5月16日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた40戦目は、川崎勝良騎手を鞍上に迎えて、一般D1ロ（上山ダート1500m 晴/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた41戦目は、冨士木秀四郎騎手を鞍上に迎えて、一般D1ハ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。