クインズフェザー（2013年生、母ウェディングタイム）

クインズフェザー（2013年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋羽根」。毛色は鹿毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時17歳）と交配したウェディングタイムが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は土田和男。主な勝ち鞍は2018年の幸手桜まつり賞(一般C1五)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、土田和男から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、クイーンズランチによって864万円で落札された。

宮本博厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2016年）

2月20日、デビュー戦は川島信二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では非凡な末脚を繰り出し、3着に入った。

3月12日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月2日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に敗れた。

6月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい7着に敗れた。

7月9日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

7月16日、連闘で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で荻野琢真騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

8月7日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で荻野琢真騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

8月21日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（札幌ダート2400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で荻野琢真騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に敗れた。

11月27日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、赤嶺亮騎手を鞍上に迎えて、都市農業記念「JA東京中央会賞」（大井ダート1200m 雨/重）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

12月29日、中4週で迎えた10戦目は、節季特別（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で赤嶺亮騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、ローレンカフェにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4歳（2017年）

1月24日、中3週で迎えた11戦目は、一般C1六七（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で赤嶺亮騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

2月13日、中2週で迎えた12戦目は、一般C1九十十一（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で赤嶺亮騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

3月6日、中2週で迎えた13戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C1八九（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた14戦目は、一般C1四五六（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は赤嶺亮騎手（4戦0勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ブルチアーレに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

8月11日、約4か月半の休み明けで迎えた15戦目は、一般C1十一十二（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で赤嶺亮騎手（5戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、バナナボーイにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

9月12日、中4週で迎えた16戦目は、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で赤嶺亮騎手（6戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

10月4日、中2週で迎えた17戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、オフト新潟賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月31日、中3週で迎えた18戦目は、一般C1四五（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた19戦目は、オフト大郷開設記念（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

11月28日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1三四（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

12月26日、中3週で迎えた21戦目は、一般C1三四（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

5歳（2018年）

2月28日、中8週で迎えた22戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、ジオファーム八幡平ゆきえさんありがとう（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

3月21日、中2週で迎えた23戦目は、幸手桜まつり賞（浦和ダート1400m 雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るジョーカトゥーラをクビ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

4月3日、中1週で迎えた24戦目は、桜草特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

4月26日、中2週で迎えた25戦目は、春和特別（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったケイティーテンリウに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5月18日、中2週で迎えた26戦目は、北条早雲公顕彰五百年記念特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で真島大輔騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に敗れた。

6月1日、中1週で迎えた27戦目は、ハンデ戦の稲荷山特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で真島大輔騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

7歳（2020年）

9月15日、約28か月の休養明けで迎えた28戦目は、増田充宏騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五六（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

10月13日、中3週で迎えた29戦目は、一般C3四五六（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で増田充宏騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。