オンワードラフィネ（2006年生、母オンワードセルボ）

オンワードラフィネ（2006年2月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋上品な（仏）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のクロフネ（当時8歳）と交配したオンワードセルボが14歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（株）オンワード牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方25戦2勝2着5回。主な勝ち鞍は2012年の一般C3七。

経歴

デビュー前

菅原泰夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

11月23日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

3歳（2009年）

1月5日、中5週で迎えた2戦目は、千葉直人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

3月1日、中7週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

4月30日、中8週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた4戦目は、3歳戦のツインロマン特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

6月28日、中7週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた5戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天授の敢闘精神でゴールまで頑張り、5着を確保した。

7月12日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

9月5日、中7週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

4歳（2010年）

6月8日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた8戦目は、實川純一騎手を鞍上に迎えて、一般C3六七イ（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフさで最後まで敢闘したが、ローカルスターに交わされて1馬身差の2着となった。

11月2日、約5か月の休養明けで迎えた9戦目は、田中力騎手を鞍上に迎えて、一般C3六（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

12月9日、中4週で迎えた10戦目は、牝馬限定の一般C3（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中力騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

5歳（2011年）

1月18日、中5週で迎えた11戦目は、一般C3七（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中力騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

2月7日、中2週で迎えた12戦目は、一般C3十十一（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中力騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

2月28日、中2週で迎えた13戦目は、一般C3六七（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で田中力騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

5月2日、中8週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた14戦目は、一般C3九十イ（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中力騎手（5戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

6月13日、中5週で迎えた15戦目は、一般C3十十一十二（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で田中力騎手（6戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

6月20日、連闘で迎えた16戦目は、一般C3九十イ（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で田中力騎手（7戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に敗れた。

7月20日、中3週で迎えた17戦目は、一般C3五（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で田中力騎手（8戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に敗れた。

8月11日、中2週で迎えた18戦目は、山口達弥騎手を鞍上に迎えて、一般C3十十一（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目を引く伸びを見せたが、勝ったイガノポポーにねじ伏せられて6馬身差の2着となった。

8月31日、中2週で迎えた19戦目は、一般C3九十十一（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口達弥騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したリコーアンヌを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

9月20日、中2週で迎えた20戦目は、一般C3七八ア（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山口達弥騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったギョクコウクインにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

10月24日、中4週で迎えた21戦目は、一般C3五（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で山口達弥騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

6歳（2012年）

1月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた22戦目は、一般C3五六ア（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山口達弥騎手（4戦0勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では生得の持久力で渋太く粘り続けて、最後は2着のファインデイに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月6日、中3週で迎えた23戦目は、一般C3六七ア（船橋ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で山口達弥騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

3月12日、中4週で迎えた24戦目は、一般C3九十イ（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で山口達弥騎手（6戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

4月2日、中2週で迎えた25戦目は、一般C3十一十二イ（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で山口達弥騎手（7戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

4月23日、中2週で迎えた26戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、一般C3十八十九（浦和ダート1300m 曇/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したギョクコウヒカリを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

9月24日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた27戦目は、一般C3十（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は實川純一騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

10月15日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた28戦目は、一般C3七（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は水野貴史騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るインペライザーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月19日、中4週で迎えた29戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、一般C3九十十一（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

12月5日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた30戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、一般C3三（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

7歳（2013年）

4月2日、約4か月の休養明けで迎えた31戦目は、一般C3十二（船橋ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は實川純一騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。