カウントオンミー（2003年生、母サンセットバレー）

カウントオンミー（2003年5月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「私に任せて」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のバブルガムフェロー（当時10歳）と交配したサンセットバレーが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地10戦1勝2着1回、地方2戦2勝。主な勝ち鞍は2008年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

9歳のとき、社台ファームから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、村上欽哉牧場によって136.5万円で落札された。

堀宣行厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

10月28日、デビュー戦はA.スボリッチ騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/重）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

12月10日、中5週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた2戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、一般C3（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサクラアワードに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月18日、連闘で馬体重を前走から10kg絞って迎えた3戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、一般C3（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のセレナガールに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4歳（2007年）

2月17日、中8週で迎えた4戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

3月10日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に敗れた。

5歳（2008年）

4月19日、約13か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg戻して迎えた6戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。端を取り切り、かなりのハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、ヒカリマーガレットにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

5月17日、中3週で迎えた7戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

6月7日、中2週で迎えた8戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、3着に入った。

8月2日、中7週で迎えた9戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1000m 雨/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のロイヤルタバスコに2馬身半の差をつけて久々に美酒を浴びた。

10月5日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚が止まってしまい15着に敗れた。

6歳（2009年）

3月15日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた11戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて6着に敗れた。

5月2日、中6週で迎えた12戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の鏑矢特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。12着に敗れた。