インディアンツー（1999年生、母メイショウデザート）

インディアンツー（1999年3月22日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシアトルダンサーⅡ（当時15歳）と交配したメイショウデザートが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）近藤牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方11戦7勝2着1回。2001年のイノセントカップ(地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、近藤牧場から「北海道6月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場され、広松重信によって903万円で落札された。

田部和則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2001年）

8月1日、デビュー戦は渋谷裕喜騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は494kg。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったサルサクイーンから1馬身差の2着に敗北した。

8月9日、連闘で迎えた2戦目は、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渋谷裕喜騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のマイニングボスに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月19日、中5週で迎えた3戦目は、2歳戦のウィナーズチャレンジ（旭川ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で渋谷裕喜騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のシンメイマサコに3/4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月17日、中3週で迎えた4戦目は、2歳地方重賞のイノセントカップ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で渋谷裕喜騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のシンメイマサコに半馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月1日、中1週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞のサンライズカップ（門別ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で渋谷裕喜騎手（4戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月21日、中2週で迎えた6戦目は、2歳G3の北海道2歳優駿（門別ダート1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で渋谷裕喜騎手（5戦3勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。11着に終わった。

3歳（2002年）

5月1日、約5か月半の休み明けで迎えた7戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、3歳ハンデ地方重賞のクラウンカップ（川崎ダート2000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。12着に終わった。

6月9日、中5週で迎えた8戦目は、野崎武司騎手を鞍上に迎えて、3歳1000万下のエーデルワイスステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての18番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい17着に終わった。

4歳（2003年）

3月2日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から36kg増やして迎えた9戦目は、尾林幸彦騎手を鞍上に迎えて、一般C2（荒尾ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のスクラムトライに3馬身の差をつけて久方ぶりの実戦を制した。

3月18日、中1週で迎えた10戦目は、一般C1 C2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾林幸彦騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のフジノハクチョウオに約13馬身の大差をつけて5勝目を獲得した。

4月16日、中3週で迎えた11戦目は、阿蘇根子岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で尾林幸彦騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のナンゴクトップランに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月8日、中7週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた12戦目は、堀千亜樹騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七（大井ダート1390m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のアルタイハーンに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。