タッチャブル（2020年生、母フルボイス）

タッチャブル（2020年2月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「手が届く」。毛色は鹿毛。種牡馬のリアルスティール（当時8歳）と交配したフルボイスが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はハクレイファーム。戦績は、中央平地18戦1勝2着2回、地方2戦2勝。主な勝ち鞍は2023年の立ち位置ゼロ番!順位は一番!記念(一般C1五)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ハクレイファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、大塚亮一によって4,400万円で落札された。

宮田敬介厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

8月27日、デビュー戦は杉原誠人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は514kg。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

9月17日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦したが、4着に終わった。

12月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で杉原誠人騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

3歳（2023年）

1月9日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で杉原誠人騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたポンサン決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

1月21日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で杉原誠人騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

3月12日、中6週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で杉原誠人騎手（5戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

5月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で杉原誠人騎手（6戦0勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、4着に入った。

6月18日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で杉原誠人騎手（7戦0勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

7月8日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で杉原誠人騎手（8戦0勝）。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず10着に敗れた。

8月6日、中3週で迎えた10戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2600m 曇/重）に出走。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

10月8日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、無料ネット新聞うまかつ.net金沢賞（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のユメカナウトキに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月22日、中1週で迎えた12戦目は、立ち位置ゼロ番!順位は一番!記念（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトリテレイアに5馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

12月10日、中6週で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート2500m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天与の敢闘精神で諦めることなく走り切り、4着を確保した。

4歳（2024年）

1月7日、中3週で迎えた14戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

2月18日、中5週で迎えた15戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート2400m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

3月17日、中3週で迎えた16戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入り込んだ。

4月28日、中5週で迎えた17戦目は、4歳以上1勝クラス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したジーニアスバローズを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

5月18日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上1勝クラス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で団野大成騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、途轍もない末脚を爆発させて、最後は2着のハギノカノアに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

6月22日、中4週で迎えた19戦目は、3歳以上2勝クラスの京極特別（京都ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で団野大成騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

8月25日、中8週で迎えた20戦目は、3歳以上2勝クラスの大府特別（中京ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で団野大成騎手（4戦1勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。