スティールランス（2014年生、母オリオンオンサイト）

スティールランス（2014年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「鋼の槍」。毛色は栗毛。種牡馬のオリオンザサンクス（当時18歳）と交配したオリオンオンサイトが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）川上牧場。主な勝ち鞍は2018年のシクラメン賞(C1-7)。

経歴

デビュー前

佐藤吉勝厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2017年）

3月5日、デビュー戦は中野省吾騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は498kg。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

4月9日、中4週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた2戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず13着に終わった。

5月28日、中6週で馬体重を前走から26kg戻して迎えた3戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり3着に終わった。

6月24日、中3週で迎えた4戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、4着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田順治騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

7月23日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田順治騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田順治騎手（4戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず4着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田順治騎手（5戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

9月23日、中4週で馬体重を前走から25kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上C2 23（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田順治騎手（6戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したアイファータキオンを差し切れず、2馬身半差の2着となった。

10月9日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上C2-20（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉田順治騎手（7戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るクラウンジュエリーを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って待望の初白星を挙げた。

10月28日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で吉田順治騎手（8戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったヒカリカトレアに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

11月9日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で吉田順治騎手（9戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では天賦の負けじ魂を発揮してゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で吉田順治騎手（10戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、マイガーディアンにハナ差交わされて2着に甘んじた。

4歳（2018年）

3月18日、約4か月の休養明けで迎えた14戦目は、嘉月賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で吉田順治騎手（11戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に敗れた。

4月8日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上C2 13（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で吉田順治騎手（12戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて、最後は2着のウインラヴィベルをハナ差振り切って勝利を手中に収めた。

4月30日、中2週で迎えた16戦目は、木通賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で吉田順治騎手（13戦2勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたフェザーリング決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

5月13日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は15戦連続で吉田順治騎手（14戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のリネンアッパレを3/4馬身振り切って断然人気に応えた。

6月2日、中2週で迎えた18戦目は、芒種賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で吉田順治騎手（15戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったパシコペンネッタに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

6月19日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上C1-8（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で吉田順治騎手（16戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったサンマルバクシンに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

9月11日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から19kg増やして迎えた20戦目は、3歳以上C1-8（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で吉田順治騎手（17戦3勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた21戦目は、エトワールカップ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は19戦連続で吉田順治騎手（18戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

10月21日、中3週で迎えた22戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、霜降賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のイルミナーレに2馬身半の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

11月4日、中1週で迎えた23戦目は、菊の香特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったシンゲキに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

11月17日、中1週で迎えた24戦目は、シクラメン賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアスクノメガミに5馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5歳（2019年）

1月3日、中6週で迎えた25戦目は、ゆずり葉賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

1月13日、中0週で迎えた26戦目は、紅梅賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島克也騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた27戦目は、氷霧賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で鮫島克也騎手（5戦2勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

2月19日、中1週で迎えた28戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したアテンソードにハナ差届かず2着に惜敗した。

4月13日、中7週で迎えた29戦目は、4歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田順治騎手（19戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

4月27日、中1週で迎えた30戦目は、ミモザ賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（20戦3勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

5月26日、中3週で迎えた31戦目は、4歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田順治騎手（21戦3勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

8月25日、約3か月の休み明けで迎えた32戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、月見月賞（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したロトヴィーナスを捕まえ切れず、ハナ差の2着に惜敗した。

9月29日、中4週で迎えた33戦目は、4歳以上C1-6（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で児島真二騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。